信濃むつみ高校視察@長野県松本市

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今日は文教常任委員会の視察で長野県の松本市に伺っています。
視察した信濃むつみ高校は、不登校やいじめなどが教育問題となる中、従来の枠にとらわれず、いつでもどこでもインターネットを活用して学びの場を提供する通信制の高校です。

仕切りのない教室スペース、先生と学び合うフラットな関係、ネット空間を駆使した個性を大切にした教育。レポートはスマホを使えばいつでもどこでも提出できるそうです。
学生さんの中には、家に引きこもりがちであったり、進路や人間関係に悩んだり、障害があったり、なかなか社会の枠に当てはまらなかった子供たちが、自分のペースで学ぶ場としてたくさん通っているそうです。
質疑応答では私から教育方針や進路指導について伺いましたが、進路指導についても独特で、生徒自身が納得する進路を決めるまでは積極的な指導はせず、4年5年と学校に残る子供もいるとの事でした。

知育徳育体育をもって社会で役に立つ人材を育成することが教育の目的なのでは?と考えると驚きとともに正直、心配になりましたが、様々なバックグラウンドを持つ生徒一人ひとりとじっくり向き合い続けてきたからこその解なのかとも思いました。
いずれにしても、新たな挑戦を続ける信濃むつみ高校は県内からたくさんの生徒が学ぶ通信制の高校であり、これからの教育の多様なあり方の事例としても大変勉強になりました。