台風18号等災害ボランティア@常総市

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今日は常総市に伺い、1日災害ボランティアとして活動して参りました。
鬼怒川の堤防決壊からもう5日目を迎えますが、常総市の浸水被害は約40㎢と膨大な範囲に及び、まだ市の南部では水が引かない地域があり家に帰ることができない方々がたくさんいます。
つくばみらい市から小貝川を渡ると、それまでののどかな情景は一変します。

被災地は所々に家財道具や畳などが積み上げられ、放置された車も道にまだたくさん残っていました。砂埃が舞い上がる道には自衛隊や全国の自治体からの支援車が行き交います。

ボランティア受け入れをする常総市役所は建て替えられたばかり。庁舎内では未だに水が引いておらず、ボランティアの受け入れや援助物資を配布する一方、2階では被災された方々が空いたスペースを使って避難生活をされるなど、まだまだ混沌とした状態です。

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ボランティア登録後、私ちちは市役所の指示された市内の一戸建ての家に伺いました。お聞きすると今日の朝になってやっと水が引いたとの事でした。
家の中では高齢のご夫婦が水に浸かってしまった家具を外に出しており、私とスタッフの矢澤君は水分で重くなってしまった畳や膨張して開かなくなったタンスなどを運搬しました。
途中で、息子さんとその友人が合流し、男4人で片付けがスピードアップ。午後4時30分頃に1階の全てのモノを外に出して、私たちのミッションは終了。夕暮れになる前に被災地を離れました。
お手伝いで印象に残っているのは畳もそうですが、倉庫にあった備蓄のトイレットペーパーの重さです。12ロール2つが一人で持てないほどでした。全てのものが水を含むことで動かせなくなるんです。これではお年寄りはほとんどの家具が片付けられません。
罹災された方々の多くは家族の大切な思い出が詰まった家財が本当に一瞬にして奪われてしまいました。水の引けも悪く復旧に取り掛かることもできない地域もあります。そして避難所では疲労もピークに達しつつあり、今後の生活再建への見通しもまだまだついていません。
こういった時こそ、全国の同胞の支援が本当に大きな力になるのだと思います。
ボランティアもまだまだ足りていないようです。支援の方法はボランティア以外にも様々あります。それぞれの立場から被災地に心を傾ける行動が今、求められていると思います。
最後に、まだ行方が分からなくなっている方々が15名いるとのことです。一刻も早い全員の無事の確認、そして復旧復興に向けた歩みが始まることをお祈りします。
長文お読みいただきました方、ありがとうございました。

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