政策発表を終えて ~田中~

インターンの田中です。
二ヶ月間のインターン、最後の目玉となる政策発表会を無事に終えることが出来ました。
9月に入って、少しずつ埼玉県とはどんな県なのか調べていきました。
この19年埼玉県で暮らしてきた私ですが、ほとんど初めて知った知識でいかに自分が情報に疎いかを実感。両親に「埼玉県はどんなところ?」と聞くと、ポンポンと問題点が上がってくることに驚き、自分の勉強不足を思い知りました。
なかなか決まらないテーマに日々焦りを感じ、パワーポイントを作る手も進まない。
しまいには、OBの皆さんを迎えてテーマとパワーポイントの中間発表をする前日にテーマを変更。むちゃくちゃに作り上げたパワーポイントを見て頂くという結果に。
しかし、そこで沢山のアドバイスを頂きもう一度政策を練り直そうと気持ちをリセットしました。
しかし、学校が始まりバタバタとしているうちに政策が後回しになりがちな日々になってしまい、「もう私には政策発表は無理だ」とすっかり諦めモードになってしまいました。
菅原さんに進み具合を報告するものの、あまりに自分の知識の足りなさ、計画性の無さに悔しくなるばかりでした。
そんな私を相手に菅原さんは的確なアドバイス、また県の現状をお話してくださり、私を励ましてくださいました。
政策を考える上で大きく感じたことは菅原さんの知識量です。
菅原さんは毎日新聞を読んで気になるところをスクラップしていると仰っていました。実際に私もそのスクラップブックを拝見させていただきましたが、そういった日々の努力というものはこういったときに発揮されるのだな、と感じて自分も今後真似していきたい一つです。
こうして菅原さんや矢澤さん、またOBの方や、両親に沢山のアドバイスを頂き自分の政策へと繋げていきました。
熱中症対策というテーマは、なかなかコレだ!とピンとくる政策が思いつかず沢山悩まされました。だからこそ、プレゼンは人一倍努力すると決心して望みました。
パワーポイントで意識したことは、とにかく見やすく!画面を見ていたくなるもの!細かい字は入れない。文字は太くはっきりをイメージして、何度も試行錯誤を重ね、自分の納得いくパワーポイントを作りました。
また、プレゼンで意識したことは聞いている皆さんが楽しいと感じるプレゼン!ダラダラとパワーポイントに載せた文字を読むだけでは聞いてくださっている方は飽きてしまいます。飽きさせないプレゼン、次は何が出てくるのかと期待させるようなプレゼンを作りたいと思い、挙手制、クイズなどを取り入れ自分色のプレゼンにしました。また、原稿を一切用意せず聞いてくださっている皆さんの顔を見ることも意識しました。
何度もストップウォッチを使いながらプレゼンの練習をしましたが、本番では二分も時間を余らせてしまい悔いの残るプレゼンになってしまいましたが、なんと優勝という結果を頂き嬉しい気持ちでいっぱいでした。
政策に力を思う存分発揮出来なかったため、政策への評価は低かったものの、プレゼンへの評価を高くつけてくださる方が沢山いらっしゃり、時間をかけて準備した甲斐がありました。
反省すべき点は、やはり詰めが甘かった政策。プレゼンに力を入れたとして内容が薄っぺらいものでは相手の心に響きません。現状を調べ、どういった改善法があるのか考え、そしてそれに期待出来る効果や予算をしっかり組むことで相手を納得させる政策になるのだと学びました。
この結果は、なかなか自信を持つことが出来ない私の背中を押してくれる大きな材料となりました。また、自分一人の成果ではなく、家でも政策で頭がいっぱいだった私を支えてくれた両親や取材協力をしてくださった施設、パワーポイントで苦労していた私を手助けしてくださった矢澤さん、そして忙しい中何度も私の話を聞きパワーポイントを見直しアドバイスをくださった菅原さんに感謝をしています。
貴重な体験をさせてくださりありがとうございました。