日本選手団のご健闘を心から、心から祈っています

1912年。我が国はオリンピックのストックホルム大会に初めて参加しました、。団長はかの日本柔道の父、嘉納治五郎翁が務め、選手団はたった4名だったそうです。

それから100年。ロンドンにいる518名の日本選手団が、この4年間のすべてをかけて戦いに挑みます。

開会式に先んじて女子、男子サッカーが勝利をおさめ、幸先よいスタートを飾ってくれました。特に男子のスペイン戦は後半何度もゴールチャンスもあって非常に歯がゆい思いをしましたが、あの世界一の強豪を打ち破ったとあって感動しました。

早朝の開会式も観ましたが、日章旗を先頭に、赤と白のスーツ姿の日本代表選手団の入場姿が目に入ってきて、すでに涙が出てきました!

私は、母と妹が元代表選手ということもあって、オリンピックに出場することの難しさや日頃の練習の厳しさを肌身で知っています。本当に厳しい練習を、それこそ毎日毎日継続してきたから、今の彼らの姿があるのです。

一定のルールのもとに選ばれるという意味では、選挙にも近いものがありますが、彼らは選挙どころの倍率ではありませんね。
オリンピックの金メダルは、4年に一回。競技人口分、チーム数分の、たった一人にしか与えられないのですから。

それはそうと、開会式の日本選手団の人数が少ないのが気になりました。競技によって開会式への参加不参加があったようですが、アメリカなどは多分全員に近いぐらい開会式に参加しているようでした。

ほとんどの選手とって一生に一回のオリンピックの開会式です。やむを得ない場合を除いて式への参加はすべきではないかと思いました。我が国の礼節を重んじる国柄をしっかり示していただきたいと思いました。

話は変わって、実は戸田市からもオリンピックに出場する選手がおります。

ボート競技の日本代表、浦 和重選手(男子軽量級ダブルスカル代表、NTT東日本所属)と福本
温子選手(女子軽量級ダブルスカル代表、明治安田生命所属)です。ともに戸田市民の両選手は、普段から戸田ボートコースで練習を重ねており、5月に韓国で行われたアジア予選を制し、オリンピック出場権を獲得しました。浦選手はアテネオリンピックから3回連続、福本選手は今回がオリンピック初出場となります。先日も、神保市長のところに表敬訪問されました。日程は以下の通り。

※ロンドンオリンピック ボート(男子・女子軽量級ダブルスカル)競技予選日程
 ・7/29(日)18:20~(日本時間) 女子軽量級ダブルスカル予選
 ・7/29(日)18:50~(日本時間) 男子軽量級ダブルスカル予選
(女子軽量級ダブルスカル:福本・岩本組/男子軽量級ダブルスカル:浦・武田組)

戸田市からもロンドンに向かって両選手にエールを送りましょう!

さて、またまた話は変わりますが、今度のリオデジャネイロその次のオリンピックについて一言。

5 月24 日IOC の理事会で2020 年オリンピック・パラリンピック競技大会の候補地が東京、イスタンブール、マドリードの 3
都市に絞り込まれました。 しかし残念なことに、東京は他の候補地に比べて支持率が低く、五輪開催に賛成と答えた都民は47%
であり、マドリードの78%、イスタンブールの73%を下回っています。

このような状況ですが、東京の計画はIOCの総合評価で「非常に強力」と記され、マドリードの「強力」や、イスタンブールの「良い大会を開催できる潜在力」とは表現に差があり、実質的には最上位の評価も得ております。

そこで東京都議会から協力要請もあって、埼玉県議会に「東京オリンピック・パラリンピック招致応援議員連盟」が設立されました。もちろん私も招致を強烈に応援するために議連に参加しました。

オリンピック招致のメリットとして挙げられることのひとつに、経済効果があります。招致委員会の試算では、2013 年から2020
年までの経済波及効果は大会施設への投資や観戦客の消費などを合わせて約3 兆円( 都で1 兆6700 億円、その他地域で1 兆2900 億円)
となり、これに伴う雇用面の波及効果はおよそ7500 億円( 約15 万人分)と予測しています。

しかし私が招致を応援する理由は、それだけではありません。

景気低迷や震災で苦しみ、目標を見失ってしまった国民に、夢や情熱や感動を伝え、活力をもたらす事であり、国家の自信回復と繁栄につながるものだからです。それはまさに私たちがニッポン復活を世界にアピールする、またとない機会になるはずです。

まずは東京の弱点といわれる「世論」の支持が必要です。このロンドンオリンピックの機会に、埼玉県から、そして戸田市からもオリンピック招致の応援していただけたら幸いです。

いずれにしても、この2週間。8月12日閉会式まで、テレビから目が離せそうにありません・・・

日本選手団のご健闘を心から、心から祈っています。

会派視察で木製ペレット生産企業へ

 会派視察で、岡山県真庭市に来ています。今市内にある日本の木質ペレット生産シェア1位の企業にお邪魔しております。この企業では集成材を作っていますが、そこで発生するカンナくずからペレットを製造しております。ペレットストーブは二酸化炭素排出量が少ないため、化石燃料の代替燃料として注目されています。暑い!

バイオマス集積基地にも参りました。地域の関連企業と公費によって製材所で発生する端材料を紙原料やチップ燃料として加工しています。