H23 9.地元問題について (2) 笹目川の水辺空間の再生について (県土整備部長)

Q 菅原文仁議員(刷新の会)

 戸田市には荒川に注ぎ込む笹目川が流れています。
最近はカワセミが飛来し、導水の効果も高く、水質がかなり良くなってまいりました。流域の市民も大変この川に誇りを持って生活をしています。
上流には、1.2キロほどですが、多自然型の改修により親水的な護岸整備が行われております。しかし、その下流の区域は、現在もコンクリートや鉄の板による従来型の護岸になっています。河川の東側は現在区画整理を行っており、新しいまちがこれから創造されるところです。また、河川に沿って景観に配慮した遊歩道も計画されるなど景観づくり推進地区にも指定されているところです。
笹目川には、川を守る河川愛護団体、「水辺サポーター」も4団体おります。新旧さまざまな県民に親しまれております。
その笹目川が水辺再生100プラン、次期100プランに検討をされる中で、サポーターを中心とする県民がさらに愛着を持って水辺に親しむような循環づくりを検討していただきたいと思いますが、県土整備部長にお伺いします。

A 成田武志 県土整備部長

 現在進めている川の再生では、県民の皆様に生まれ変わった川の姿を実感していただいております。
この事業は、地域の方々に計画づくりから参加していただいており、川を大切に思い、愛着を持って守り育てる水辺のサポーターなどの地域活動も県内各地で芽生えてきております。
多くの県民の皆様に、再生された水辺空間と地域活動をご覧いただき、100プラン以外の箇所にもこの活動が広がっていくことが重要と考えております。
次期プランの検討に当たりましては、笹目川をはじめ県内各地の川について多方面からさまざまなご意見やご提案をいただいております。
今後はこれらの御意見なども取り入れながら、県民誰もが川に愛着を持ち、水辺に親しめる環境づくりを進めてまいります。