8.地元問題について (2)荒川水循環センターについて

Q 菅原文仁議員(刷新の会)

市内にある荒川水循環センターの中に仮置きされている放射性物質を含む焼却灰については、ピーク時の8,870袋から、今月の19日現在3,983袋、約2,088トンと半減しております。また、洪水や竜巻による焼却灰の飛散、流出を想定した災害時対応方針案も定めていただくなど、地元の要望に沿った努力をしていただき、大変感謝しております。
しかし、場内にはまだ相当数の焼却灰が仮置かれ、1キロ当たり8,000ベクレルを超えるものを含む407袋は、丈夫な建屋の自家発棟内にあるものの、それ以下の焼却灰は第五、第六系列水処理覆蓋の下に736袋、そして雨ざらしの屋外に2,840袋置かれている状況です。まず、何よりも一刻も早く全ての灰を処分していただきたいと思いますが、見通しはいかがでしょうか。 また、屋外の焼却灰が風雨にさらされないよう、できるだけ覆蓋(ふくがい)の下に置いていただきたいと考えますが、御所見をお伺いします。

A 土屋綱男 下水道事業管理者

まず、焼却灰の処分の見通しについてでございますが、荒川水循環センターで保管している放射性物質を含む焼却灰は、産業廃棄物として処分可能なものから順次処分しているところでございます。
現在の保管量につきましては、お話にもございましたように、昨年度と比較しますと8,870袋が3,983袋と半減しております。
これまでのように処分が進めば、1年後には、その保管量は1,200袋程度にまで減少する見込みでございます。
引き続き、早期の全量処分に向け全力で取り組んでまいります。
次に、屋外に保管している焼却灰の覆蓋下(ふくがいした)への移動についてでございます。
屋外に保管している焼却灰につきましては、樹脂製の丈夫な袋とビニール袋で2重に梱包し、パレットの上に積んでシートでしっかり覆い、飛散しないよう万全の管理をしております。
その上で、覆蓋下、屋根の下の方が風雨の影響が少ないことから、順次、屋外から覆蓋下へ移動しております。
来月中には、現在屋外にある2,840袋のうち、370袋の覆蓋下への移動を予定しており、処分が順調に進めば概ね1年後には屋外での 焼却灰の保管はすべて解消できるものと考えております。
今後とも、周辺地域にお住まいの方々にご迷惑がかからないよう、引き続きしっかりと管理してまいります。