【一般質問が終了】

【一般質問が終了】

本日、市議会の一般質問が終わりました。

市民の代表であり、地域の声を数多く聴いていらっしゃる市議会の皆様からは様々な角度から質問や提案をいただき、大変勉強になることが多々あり、それぞれ真摯に受け止めて市政の発展につなげたいと思っております。

今回の議会質問では、新型コロナウイルス対策のご質問が多かったのですが、6月9日の質問初日、冒頭の三浦議員(公明党)さんから「市民の生命を守るリーダーとしての覚悟を伺う」という直球のご質問があり、私からは、これまでのコロナウイルス対応と今後に望む姿勢について答弁させて頂きました。

文章にするとかなり長いのですが、答弁の内容について皆様に共有させて頂きたいと思います。

【議員質問】
「誰一人として取り残さない」というSDGsの理念が今回のコロナウイルス対応にこそ求められる。
そのような中にあって、市長として市民の生命を守るリーダーとしての「覚悟」を伺いたい。

【市長答弁】
新型コロナウイルスの感染につきましては、戸田市内では4月25日に21人目の感染者が確認されまして以降本日まで45日間、新たな感染者は発生しておりません。

これもひとえに、市民の皆様が外出や営業の自粛、感染防止の取組などに御協力いただけた成果だと考えております。市民の皆様、議会の皆様に御協力いただいたことにこの場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。

本市の新型コロナウイルスへの対応につきましては、これまで市民の命を守ることを「最優先課題」と考え、前例にない思い切った施策をスピード感を大切にして実行してまいりました。

4月22日には総額12億円規模の緊急支援パッケージ第1弾を発表し、小規模事業者や個人事業主に一律10万円を支給する小規模事業者等臨時給付金や8億円の融資枠を確保した無利子・無保証料の融資、ひとり親世帯等に一律3万円を支給する子育て支援臨時給付金のほか、感染防止資機材の確保、PCR検査や陽性患者の受入を行う医療機関の支援など、議会の皆様の御理解のもと、経済雇用対策、生活支援対策、感染症予防の各分野の支援策に取り組んでまいりました。

また、緊急事態の解除宣言翌日の5月26日には緊急支援パッケージ「第2弾」として、本議会で上程させていただいているテイクアウト等販売促進補助金をはじめとする商工業の支援、先日御議決いただいた上下水道の基本料金免除などの生活支援、そして新しい生活様式の普及定着に向けた啓発や複合災害時の避難所の感染対策強化などを打ち出しました。

日本の近代化に貢献した政治家であり医師でもある後藤新平は、125年前の日清戦争直後にコレラが蔓延する中国から帰還する23万人もの兵士の検疫をわずか3か月余りで成し遂げました。現状把握と計画策定、検疫所の建設や運営まで陣頭指揮を執り、世界に例のない大規模な検疫を短期間に成し遂げ、世界から「日本は防疫先進国」とまで言わしめた後藤新平の手腕から、私は多くを学びたいと思っております。

ノーべル賞作家のカミュは、感染症をテーマにした代表作「ペスト」の中で、主人公の医師の言葉としてペストと戦う唯一の方法は誠実さ」であると描いています。

目に見えない感染症との戦いにおいて、私たちはデマや風評に翻弄され、先入観に囚われて行動を間違い、恐怖心から人を傷つけてしまいます。

不条理な現実を前にしてもなお、一人一人が自分の場所で「誠実に」自分の役割を果たすことが感染症に向き合う唯一の方法である、というカミュの言葉は、改めて今の私たちに通じる心構えだと思います。

今、私が市長として進めるべきことは、苦しんでいる、困っている、不安を抱えている市民の皆さんが一日も早く平穏で安心な日常を取り戻せるよう、住民に一番身近な自治体として今何をすべきなのかをとことん考え抜き、スピーディに打ち出すことであり、事業者の皆さん、高齢者の皆さん、子育て世代の皆さんなど、誰も取りこぼさないようそれぞれのお立場に寄り添ったきめ細かな施策を誠実に実行するということだと考えております。

私は今回の対応について、14万市民の暮らしを守る市役所職員に対する訓示として「今ほど行政職員の真価が問われているときはない」と常々「激」を飛ばしてきております。

何よりまず職員ひとり一人が、この危機事態について「先の大戦以来の国家の命運を分ける事態」という認識を持つことが必要であり、戦力の中心である職員自身が「絶対に感染しない」ことを最優先として職務に当たるよう指示しました。

またあわせて危機事態では状況は刻一刻と変化するため、「市民の生命と安全を守る」という軸がぶれない限り、結論が変わることも十分にあり得ることであり、あえて「朝令暮改」を悪とせず臨機応変の柔軟な対応をしてほしいと訴えてきました。

職員はこの私の呼びかけに応え、英知を集結して「ワンチーム」となり、部局も飛び越えて全力を尽くしてくれております。

緊急事態宣言が解除となった今後は、経済社会活動と感染防止を両立させるという新しい生活様式を定着させる新たなステージに入りますが、感染拡大は予断を許さない状況で常に第2波、第3波の懸念があります。

今後も気を緩めることなく状況把握に努めるとともに、万が一必要な事態になった場合、適時的確な判断のもとで、新たな財政出動による追加的な支援を断行する覚悟です。

今後も引き続き議会の皆様とともに、市民の命を守るため精一杯取り組んでまいりますので、御理解、御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

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