【年末年始の心の相談窓口】

【年末年始の心の相談窓口】
10年前まで3万人を超えていた自殺者数は10年連続で減少し、今年も6月までは前年比で減少していました。しかし、7月以降は5カ月連続で増加し11月の自殺者は1798人(前年同月比11%増)となっています。
中でも憂慮しているのは女性や子どもが大幅に増加している事です。例えば今年の子どもの自殺者数は4月〜11月までの期間で去年の同じ時期より3割も多くなっており実に300人以上もの子どもが自ら命を絶っております。国内におけるコロナによる10代以下の死者はいないにも関わらず、です。
コロナによる経済的、社会的な変化が背景にあることは明白ですが、生きづらさに寄り添うコミュニティもうまく機能せず、周囲が心の不調のサインを察知し難くなっているのではないかと思います。
悩みを抱え込む前に早い段階で相談しましょう。そしてソーシャルメディアとは距離を保ち、公的機関など信頼できる情報源だけ確認するようにしましょう。アルコールやゲームなどへの依存は心の不調に繋がりやすいようです。「TALK」の原則(Tell、Ask、Listen、Keep safe)声かけ、質問、傾聴、まわりにつなぐを活用するのも良いと思います。
自殺は、その多くが追い込まれた末の行動であると言われます。そしてその多くは未然に防ぐことができますし、生き延びる方法は必ずあります。
心の不調や不安を抱える方、その家族の方でご心配事がありましたら、躊躇せずに相談窓口をご活用をお願いいたします。
[年末年始におけるこころの相談窓口]