【15歳以下の給食費6ヵ月減免など12におよぶ物価高騰対応を発表しました】

【15歳以下の給食費6ヵ月減免など12におよぶ物価高騰対応を発表しました】
本日、令和5年6月戸田市議会定例会を前に、議会に上程する議案の内容を発表する記者会見を開きました。
この度の定例会では、物価高騰によって高まる家計への圧力を抑え、多くの家庭が感じている経済的不安を少しでも和らげるために実施する事業として以下の対策を実施します。
【Ⅰ】あらゆる世代の市民生活を守る緊急支援「物価高騰対応くらし応援パッケージ」
【Ⅱ】市民自らが生活の行動を変容・変化させて物価高騰の影響を軽減することを促す「TODA暮らしトランスフォーメーション」
また、3月の美笹中学校の切りつけ事件を受けて実施する【Ⅲ】「子どもたちを守る学校や地域における安全対策」を提案いたします。
さらに、4月からの自転車用ヘルメット着用の努力義務化に対応した【Ⅳ】「ヘルメット購入助成制度」についても提案いたします。
以下、概要をご説明します。
【Ⅰ】戸田市 物価高騰対応くらし応援パッケージ(第3弾)
国の低所得世帯への緊急対策に加え、あらゆる世代の市民生活を守るため「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金」に一般財源を追加し、戸田市独自の緊急支援を行ないます。
【子育て世代への支援】
(1)15歳までの子どもの給食費を10月以降の6ヵ月間、全額減免します。申請により市外小中学校等に通う子どもの給食費相当分も給付します。
(2)子どもの居場所など子ども支援団体へ1人あたり3千円の補助を実施します。
【高齢者・事業者への支援】
(3)敬老祝い品事業に、物価高騰対策分を追加し、10000円の商品券を送付します。
【すべての世代・事業者への支援】
(4)市独自に発行するプレミアム商品券のプレミアム率を30%に引き上げます。
【Ⅱ】 TODA暮らしトランスフォーメーション
トランスフォーメーションとは、「変容」を意味する言葉です。厳しい物価高騰を乗り切るためには、市の支援だけでは限りがあります。大切なことは、市民自らが生活の行動を変容・変化させて物価高騰の影響を軽減することであると考えております。例えば4人家族の1月当たりの光熱水費は26,577円ですが、家族で行動を変えることによって、年間3万円くらいの節約をすることができます。そこで、「市民のアクション」と「市のサポート」の両輪によって、市民の実践を促し、一緒に前を向いて物価高騰を乗り切る呼びかけを推進します。
【アクション】
(5)[光熱水費節約]
エネルギーのプロにより監修された節約・節エネガイドの全戸配布を行います。
(6)[お得に節約]
市民の「節約宣言」で3000名にクオカード500円を進呈します。(超えた場合は抽選)
(7)[食費節約]
女子栄養大学オリジナルの節約レシピの開発による食費節約を推進します。
(8)[電気代節約]
市内のクールシェアスポットの活用を促し電気代節約につなげます。
【サポート】
(9)[おでかけ応援]
市内でシェアサイクルを利用した方に、利用ごとに使える200円分クーポンを配布します。
(10)[涼しさ応援]
小中学生全員冷感タオルを配布するとともに公共施設でも配布します。
(11)[環境応援]
寄付いただいた環境にやさしい推奨ごみ袋2000セットを公共施設で配布します。
(12)[居場所応援]
市で保有している米、スープ、缶詰等、13,000個の食糧を子ども支援団体などに配布します。
【Ⅲ】子どもを守る学校と地域での安全対策
令和5年3月、美笹中学校において侵入して教員を切りつける事件が発生しました。事件を受けて、市では学校現場からの要望や国のガイドラインを念頭におき、戸田市総合教育会議の議論も踏まえて、緊急的に安全対策を実施することといたします。
【不審者の学校侵入防止対策】
[全小中学校に警備員配置]
警備員を、全ての中学校にも配置します。
[外周フェンス設置]
美笹中学校をモデル校として中学校敷地外周にフェンスを設置します。
[オートロック化]
来校者が出入りする通用口をオートロック化します。
【地域での安全対策】
[子どもひなん所110番の新設]
従来の「子ども110番の家」に加え、新たな市内店舗や事業所にも参加していただき、地域で子供を見守る環境をつくります。
【Ⅳ】ヘルメット購入助成制度
4月より自転車用ヘルメットの着用が努力義務化されたことに伴い、ヘルメット着用の普及を図るとともに自転車利用者の安全運転を促進します。
【ヘルメット購入助成制度】
ヘルメットを購入する市民に対して、ヘルメット1個につき1人1回助成(上限2000円)助成いたします。
以上を主な内容として、5月30日に開会する6月定例会に提案いたします。
記者発表資料を添付いたします。