【TODA産業レポート】

【TODA産業レポート】
戸田市では昨年の7月より、市内の景気動向を把握し経済施策立案の基礎資料とするため、年2回(1月と7月)景気動向調査を実施しております。
調査では、景気動向指数(Diffusion Index:DI )を活用しておりますが、この「DI」とは、増加(好転)と回答した企業割合から減少(悪化)と回答した企業割合を差し引いた指数です。0%から100%の間で変動し、目安として継続的に50%を超えれば「景気が上向き」50%を下回れば「景気が下向き」と判断されます。
企業の景況判断等の強弱感の判断に使用する指数のことで、政府なども活用している一般的なものです。
このような景気動向調査を実施しているのは、都道府県の単位がほとんどで、市単位で実施している自治体はほぼ聞いたことがありません。
しかしながら、近年はコロナ対応をはじめ基礎自治体においても経済政策を推進する必要性が高まっており、その政策立案や判断の基礎となるデータが求められています。
また市内の景気動向は、市内の商工関係者にとっても関心事であり、これらを公表することは、それぞれの業種や業界の動向把握につながり、経営判断の一助となるのではないか思います。
【7月の調査の全体概要】
◯「原材料・仕入価格」については、前回から11.49ポイント増加と大幅に上昇しており、見通しについても、さらに2.14ポイント増加の72.96と高い水準となっている。特に飲食業、製造業の数値は非常に高く、厳しい状況と言える。
◯また「製品(商品)価格DI」は22.61であり、前期から15.57ポイント増加していることから、円安や原油高高騰の影響により、原材料・仕入価格が上昇している状況が拡大し、製品(商品)価格についても、一部では、やむを得ず値上げせざるを得ない事業者も出てきたことがうかがえる。
◯特別調査としてDXについての取り組み状況を尋ねたところ、「取り組んでいる」「取り組み予定」が約1/4を占め「興味がある」を含めると約半数の事業所が DXに関心がある。
戸田市独自の施策である、景気動向調査(TODA産業レポート)はホームページからダウンロードできますので、ぜひご活用下さい。
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