さいたま新都心の整備方針

こんばんは。

すがわら文仁です。

昨日の日経新聞に,さいたま新都心の整備方針についての
記事が掲載されました。

皆様もご存知のとおり,さいたま新都心には第2東京タワーを
誘致する計画でしたが,スカイツリーとの誘致合戦に敗れてしまいました。

その後,高層複合ビルの計画もありましたが,景気低迷の影響で行き詰っておりました。

以下に記事を引用します。

さいたま新都心駅前、県と市が病院移転で合意 開発、官主導に

 埼玉県とさいたま市は2日、さいたま新都心駅前の遊休地「第8―1A街区」の整備方針で合意したと発表した。さいたま赤十字病院(さいたま市)と県立小児医療センター(同市)を移転し、乳幼児から大人まで高度な治療をする総合医療の拠点にする。民間主導の開発は景気低迷で見込めなくなったため、県と市が主体になって公共施設を中心とした街づくりを進める。

 同日、記者会見した埼玉県の上田清司知事は病院の整備について「安心のシンボルになる」と説明した。これまで同街区はにぎわい創出を目指していたが、当初に目指した第2東京タワーの誘致に失敗。三菱地所などの企業連合による高層複合ビルの建設も景気の落ち込みで頓挫し、方針転換を迫られた。

 公共性の高い施設では、さいたま赤十字病院と小児医療センターが共に耐震改修のため建て替えや移転をもともと検討していたため、第8―1A街区への移転案が浮上した。東日本大震災による「安心・安全」の機運の高まりも後押しし、県民からの要望の強かった病院に絞られた。

 総合医療機関のさいたま赤十字病院と、子どもに高度で専門的な医療をする小児医療センターを併設することで、より重度の患者を受け入れるようにする。

 新たに建設を予定する赤十字病院は10階建て以上になる見通し。母体・胎児集中治療管理室(MFICU)を整備し、小児医療センターの新生児集中治療室(NICU)と合わせて子どもから大人まで対応する総合周産期医療体制を構築。病床数の拡大も目指す。延べ床面積は現在の3割増にあたる約5万5000平方メートルになる見通し。

 小児医療センターでもNICUの病床数を倍増させる計画だ。13年度までに着工し、15年度までの完成を目指す。

2011/6/3 0:15 日経新聞