Q 菅原文仁議員(刷新の会)
県営戸田公園は、平成18年に策定した埼玉県景観アクションプランにおける水と緑のつながり景観形成プロジェクトの一環として景観モデル地区に選定され、ボートコースの北側をウッドデッキで整備することやエントランス広場を整備することが示されておりましたが、残念ながら実現には至っておりません。
一方、現在戸田市では、平成28年の市制施行50周年に向けて、市民の愛着醸成や市外への知名度向上を図るべく、ボートコースの南側にある高台広場の周辺の整備検討が進められていると聞いております。戸田公園を利用する県民、市民が更に愛着が持てるよう、そして、また訪れたいと思うようなすばらしい景観となるよう、景観モデル地区推進プランにあるボートコース北側ウッドデッキとエントランス広場を是非実現していただきたいと考えますが、御所見をお伺いします。
A 秋山幸男 都市整備部長
戸田公園は、日本有数のボートコースを備え、オリンピックや国体のボート競技会場として使用されるなど、水辺空間を生かした歴史ある公園でございます。
県では、これまでにボートコースの充実や広場の整備などを行い、公園の魅力や利便性の向上を図ってまいりました。お話の景観モデル地区推進プランは、地元戸田市や住民の方々と連携しながら、公園とボートコースが一体化した美しい景観を作ることを目的に策定いたしました。
このプランにおける施設整備に当たっては、特にボートコース北側の道路や水辺環境が大幅に変わることから、周辺住民との合意形成やボートコース利用者との調整などが課題となり、具体化に至っておりません。
このような中、戸田市から直接お話はございませんが、市ではボートコース南側の整備に関する検討を行ったとのことでございます。
県といたしましては、市からこの検討内容についての詳細を伺うとともに、これを契機として、今後の戸田公園の整備の在り方や役割分担などについて市と共に検討してまいります。