H23 8.教育問題について  (1) 中高一貫教育の推進について (教育長)

Q 菅原文仁議員(刷新の会)

 埼玉県では平成15年から中高一貫教育を導入いたしました。私の母校伊奈学園総合高校と小鹿野高校では、今年3期生が卒業いたしました。
「中高一貫教育第1期生に係る調査結果について」のアンケートを読ませていただきましたが、子どもも親も大変高評価で、かなり成果が現れていると率直に感じました。
これまでの経緯の中でさまざまな理由があり、慎重に検討されている現状もありますが、もうそろそろ結論を出し、推進していってもよいのではないでしょうか。
併設、連携のそれぞれの良さを生かし、せめて東西南北の地域に連続性のある教育環境をつくっていただきたいと考えますが、教育長のご見解をお伺いします。

A 前島富雄 教育長

 本県で中高一貫校を導入してから、来年度10年目を迎えます。
中高一貫校の設置に当たっては、平成14年6月定例会における附帯決議で「試行的・モデル的に限定すべきもので、効果や成果を十分に検証するなど、慎重な対応が求められる」とされております。
そこで、今年度、中高一貫教育の成果と課題について検証を行うため、学識経験者や産業界の代表など外部の方を含む「中高一貫教育検証会議」を立ち上げたところでございます。

 今後は、会議の検証結果を受けた上で、中高一貫校の在り方について判断してまいります。