【とだ食べ残し持ち帰り運動】
飲食店で食事をした際、どうしても食べきれずに料理を残してしまい、「持ち帰ることができればよいのに」と思ったことはありませんか?
戸田市ではこの度、市民・事業者が一丸となって食品ロスの削減に繋げられるよう、「とだ食べ残し持ち帰り運動」を実施いたします。
日本では、年間約464万トン(令和5年度推計値)の食品ロスが発生しています。内訳は、家庭系が233万トン、事業系の食品ロスが231万トンとなっています。
戸田市においても、家庭系可燃ごみ排出量のうち、食品ロスの割合は12.6% を占め、1人あたり48g/日の食品を捨てていることになります。
世界に目を向けてみると、途上国を中心に十分な栄養を取ることができず、飢餓で苦しんでいる人が多くいます。その一方で、日本のような先進国では、まだ食べられる食品が多く捨てられているのが現状です。
日本の食料自給率は約38%(令和5年度概算値)と、先進国の中でも低く、多くの食べ物を海外からの輸入に頼っています。この状況は社会全体で解決していかなくてはならない課題の一つです。
食品ロスは、単なる資源の無駄遣いにとどまらず、環境負荷や経済的損失も引き起こしています。さらには廃棄された食品を処理するためにはエネルギーやコストがかかり、その過程で二酸化炭素も排出しています。
食料資源は限りあるものであり、その浪費は世界的な食料不足や飢餓問題とも密接に関連しています。日本の食品ロス問題は早期に解決すべき重要な課題であり、その削減にはわたしたち一人ひとりの工夫と努力が必要です。
そこで、この度、「とだ食べ残し持ち帰り運動」にご賛同の上、その取り組みを積極的に実施していただける「協力店」を募集します。
「協力店」においては、お客様が残した料理の持ち帰りを希望された場合に、持ち帰りを推奨していただき、戸田市が配布する「ドギーバッグ」をお客様へのお渡しいただきます。
「ドギーバッグ」とは、飲食店等で食べきれずに残してしまった料理を持ち帰るための容器のことです。
市では持ち帰りの啓発のため、洗って繰り返し使用することができる環境に優しいドギーバッグを作成いたしました。
こちらは、「食べ残し持ち帰り運動」協力店へ配布し、持ち帰りを希望されるお客様へお渡しいただく予定です。(数に限りがございます。)
協力店として食品ロス削減に取り組んでいただける事業者の方は、以下の専用応募フォームにてお申込みください。
募集期間:2025年(令和7年)10月1日(水曜)から11月30日(日曜)まで
【食品ロスを削減するために、わたしたち市民にできること】
[家庭・買い物編]
○買い物前に冷蔵庫や食品庫に残っている食材をチェック!
○必要な分だけ買おう!
○手前どりを実践してみよう!
[家庭・調理編]
○食材を適切に保存しよう!
○食材を上手に使い切ろう!
○食べきれる量を作ろう!
○それでも余ってしまう食品は、早めにフードドライブ等を検討しよう!
[外食編]
○小盛メニューやハーフサイズを活用し、食べられる量だけ注文しよう!
○どうしても残してしまった料理は、お店と相談して持ち帰ることも検討しよう!
○宴会時は、3010運動(※)を実践してみよう!
(※)3010運動
宴会や会食で「乾杯後30分」と「お開き前の10分」は自分の席で料理に集中して食べ残しを減らすことで、食品ロスをなくそうという取り組み。
関連サイト(戸田市ホームページ)
関連サイト(消費者庁・厚生労働省「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン)

