防災行政無線でも呼びかけていますが、こまめに水分をとり室内の換気を行いながら積極的にエアコンを使いましょう。
また、家族や近所で声を掛け合い、熱中症を予防しましょう。
戸田市では昨日3名の方が熱中症で救急搬送されています。
梅雨明けした7月から8月にかけて真夏日(最高気温が30度以上)や猛暑日(最高気温が35度以上)となりますが、この頃は6月の半ばでもこのような暑い日になっており、身体が暑さに慣れていない時期でもあるため熱中症リスクは急激に高まっています。
身体が暑さに慣れることを「暑熱順化」といいますが、炎天下で長い時間過ごす仕事をされている方は以下のように暑熱順化ができている方々です。
○皮膚の血流量が増えやすく、熱放散しやすい
○汗に含まれる塩分が少なく、ナトリウムを失いにくい
○体温が上昇しにくい
などで身体が熱に慣れています。(だからといって油断は禁物です)
一方で、暑熱順化できていない方の身体は以下のような状態になるようです。
○皮膚の血流量が増えにくく、熱放散しにくい
○汗に含まれる塩分が多く、ナトリウムを失いやすい
○体温が上昇しやすい
自覚症状もなく、いきなり倒れる方は、熱に慣れていない方々が多いといいます。
また、暑さ指数も(WBGT)湿球黒球温度も大切な指標です。暑さ指数は日本気象協会で発表されています。
戸田市では熱中症対策方針を定めていますので気になる方はぜひご覧ください。
2024年の熱中症による死者数は、速報値で2,033人と過去最多となりました。
自然災害の定義には該当しませんが、気象現象による被害という点で考えると災害と捉えることができますし、自然災害の死者・行方不明者数335人(参考2023年)と比較しても熱中症による死者は非常に多く、身近な命に関わるリスクであることがわかります。
自分だけは大丈夫とは思わず、日常の自然災害ともいえる熱中症に警戒していただきますようお願いいたします。