【命をつなぐ"入院待機ステーション"を設置しました】
新型コロナウイルス感染者の自宅待機者が増加する中、待機する方からの救急要請が増加しています。
戸田市は、新型コロナウイルス感染者の不安解消や救急車両の円滑な運用を目的として、「戸田市入院待機ステーション」(いわゆる酸素ステーション)を作り、昨日から運用を開始しました。(県内初)
市が持っている陰圧テントと可搬式エアコン、災害用トイレとベッド、救急救命用の酸素を使って2床分を消防署の駐車場に設置しています。
自宅療養しているコロナ患者が病変して救急搬送した際、搬送先が見つかるまで本ステーションにて救急救命士などが経過観察や酸素吸入などの応急処置で見守ります。
また、この事で救急車が患者に付きっきりになることも防ぐこともでき救急車の効率的な運用もはかれます。
この仕組みの構築には消防を運営する基礎自治体ならではの現場力が生かされています。待機ステーションの設置に費やした時間は検討から設置までなんと2日間!
職員によるスピード感ある対応と、これまで戸田市が準備してきた防災用資機材があったために実現することができました。このステーションは1つのモデルとして全国の自治体でも活用できるのではないかと思っています。
栃本消防長はじめとする戸田市消防の迅速で的確な行動。市長として大変たのもしく、誇りに思います。
本来は、このようなステーションで待機する方がいないのが一番良いのです。
しかし、もし入院先が見つからず待機となった場合、このステーションで患者の命をつなぐことができるよう、消防職員とともに全力を尽くして参ります。