【国土交通大臣の視察に同行】
本日は、戸田市にも直接関係のある国の直轄事業「荒川第二・第三調整池整備」への中野洋昌国土交通大臣の視察に、同行させていただきました。
出席者は知事、国会議員、県議会議員、市長などが多数参加され、皆様のこの事業への期待の高さを物語っていました。
実は今回の視察については、2月に中野大臣に要望活動に伺った際、私からも強くお願いしたものであり大臣はこんなにも早く視察を実現していただきました。
これは大臣が荒川の治水の重要性を感じているからこその行動でもあり、関係者としても大変ありがたく感じています。
埼玉県の奥秩父から始まり東京湾へと注ぐ荒川の流域人口は日本の約1割におよびます。
荒川の中流域は河川敷が広く、国はこの特性を活かして、戸田市からさいたま市にかけて「荒川第一調節池彩湖」をつくりました。
�荒川第二・第三調節池は、この上流のさいたま市・川越市・上尾市に位置しており、全体事業費が約1,670億円、事業期間としては令和12年度の完成を目指して整備を進めています。
調節容量は全体で約5,100万㎥(第二:約3,800万㎥, 第三:約1,300万㎥)であり、彩湖の約3,900万㎥と合わせると、約9,000万㎥の容量が確保されます。
また、本日視察した第二調整池の排水門が今年度中に完成することから、来年の出水期までに、一部供用開始され、約1200万㎥を調整できるようになります。
このことによって、県南部と東京都内の荒川流域の治水能力は大きく向上することとなります。
台風19号の際、荒川の決壊を防ぎ、私たちの命を守れたのは荒川第一調節池彩湖があったからにほかなりません。
「治水」は戸田市の最重要テーマであり、私自身も強い拘りと覚悟をもって推進してきた政策です。
これからも国・県・市の様々な連携や調整をはかりながら、本市に関する治水安全度を高めるため、全力を尽くし、市民の生命と財産を守ってまいります。




