昨日は「市長の全力まち取材」として戸田市本町5丁目にあるボート競技専門ウェア店「有限会社ロングレンジ」様に伺いました。（緊急事態宣言から中断していた取材を感染防止に最大限配慮して再開しました）

ボート関係者なら誰もが知っている「ロングレンジ」は、数少ないボート競技のウェアブランドとして全国のオアズパーソンに絶大な人気を誇っています。

ロングレンジの創業は1995年。代表の西島みやびさんが器用な手先を使って競技用ウェアを企画作製、販売し始めたのがきっかけで事業がスタートしました。

ロングレンジの競技ウェアは全て手作りで選手の体型に合わせたオーダーメイド品です。商品のデザインは全て西島さんが担当しているとの事で、製品の素晴らしさが認められ、アトランタ五輪やシドニー五輪の日本代表ユニフォームを提供したこともあり実際に使用された貴重なユニフォームも見せていただきました。



自身もインカレで入賞された経験を持つ西島さんはご両親の影響もあって中学生の頃から北海道の石狩川で一人ボートを漕ぎ始め、戸田でボートを漕ぐことを夢に大学進学した生粋のオアズパーソン。

コロナ禍によってボートの大会も軒並み中止となり先が見えない状況になりましたが、友人からマスクの作製を頼まれたことがきっかけとなり、ユニフォームの素材を使ってマスクを作製したところ、口コミで爆発的に注文が舞い込むようになり、夜中までマスク作りをすることもしばしばあるという事でした。

ロングレンジさんのオリジナルマスク、実は私も愛用していますが、とっても吸水性と伸縮性が良くて一日中着けていても快適に過ごせる逸品です。また、何度洗っても傷まないユニフォーム生地の耐久性はさすがとしか言いようがありません。

ボートの話が尽きず、あっと言う間に取材時間切れとなってしまいましたが、長年皆さんから信頼されるブランドとなった背景には、西島さんのボートへの愛情が原動力となっている事がよくわかりました。

これからも「ボートの聖地」戸田発の全国ブランドとして、素敵な商品を世に送り続けていただきたいと思います。

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