【感染症と戦い続ける、ある人物の壮絶な生き様】
新型コロナウイルス患者や回復者、医療に従事される方々、またその家族への差別、いじめ、いやがらせなどが社会問題化しており、人類にとって大きな試練であり、私達一人一人の人間性が問われているのではないかと思います。
私たちは誰もが自由に人間らしく生きる権利を持っております。しかし人類の歴史を遡るとこの大切な「人権」は、無知や偏見、誤解によって繰り返し脅かされてきました。その最たるものは「ハンセン病」です。
人類の歴史上もっとも古くから知られ、恐れられてきた病気の一つであるハンセン病は、らい菌」が主に皮膚と神経を侵す慢性の感染症です。
ハンセン病は治療法が確立された現代では完治する病気ですが、まだまだ社会の無知と根拠のない恐れから病に対する偏見に今もなお苦しんでいる方がいます。
この人権問題と長く戦って来たのが、私たちボートレース戸田の収益金も原資として社会活躍を推進している日本財団です。
日本財団はWHOハンセン病制圧大使、日本政府ハンセン病人権啓発大使でもある笹川陽平会長の下に、ハンセン病の制圧活動とともに、患者・回復者とその家族の尊厳の回復と、平等な機会を享受できる社会的差別の解消の活動に取り組んでいます。
本日この後、9月26日(土)「BSフジ」で14:00~15:45まで、笹川陽平会長の世界のハンセン病との闘いのドキュメンタリーフィルムが「最後の1マイル」―ハンセン病果てなき旅路で―の題名で上映されます。
新型コロナウイルスについても様々な貢献をする日本財団のトップの行動理念が伝わる番組です。
恐れるべきはウイルスであって人ではありません。社会をむしばむ「コロナ差別」をなくすためのヒントとなるような笹川会長の見えない横顔をぜひご覧下さい。
【本日14時放送!ドキュメンタリー映画『最後の1マイル ~ハンセン病 果てなき旅路で~』】
コロナ禍だからこそ、「感染症と差別」について改めて考えてみませんか?
アフリカ奥地にある人口23人の集落から、バチカン市国でのローマ教皇庁と共催した国際シンポジウムに至るまで、50年以上ハンセン病撲滅のために活動してきた、現場主義を貫く笹川会長の20カ国、50カ所、1,600時間を超える足跡を記録したドキュメンタリー映画です。
ぜひ、ハンセン病と向き合う人々の表情を、目を、言葉を、素直に受け取っていただけたらと思います。