【新副市長就任と令和4年度始動】
本日から新年度が始まり、人事異動等により新たな仲間を迎える辞令交付が一日続きました。
まず、新たな副市長として、埼玉県の職員として県の新型コロナワクチンのプロジェクトリーダーを務められた秋田大輔さんをお迎えし、副市長就任式を行いました。
秋田さんは、昨年6月に、NHKのドキュメンタリー番組BSスペシャル「ワクチン接種自治体の叫び~埼玉対策チームの4か月~」の主人公として取り上げられたので番組を見た方もいらっしゃると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
また、文部科学省からは教育政策室室長として横田さんを、埼玉県警からくらし安心課課長として中山さんをお迎えし、それぞれ辞令交付を行いました。お二人ともどうぞ宜しくお願いいたします。
一方、今年の新規採用職員は、昨年よりも15名増となる50名の新人を迎えました。市長発令ではフレッシュな職員たちを前に、私から「公務員として一日も早くプロフェッショナルを目指してもらいたい」と期待を込めてお話しました。
午後からは、文化会館の大ホールにて教育委員会の市立小中学校教職員着任式で、新採用32名を含む84名の教職員を迎えました。祝辞では「一緒に教育日本一を目指して存分に力を発揮してもらいたい」とお伝えしましたが、戸ヶ崎教育長を先頭に今年も教育改革の進展を期待しております。
さて、人事異動では、往々にして自分の希望どおりの結果にならないことがあります。「また異動できなかった」「あの部署に異動したかった」「なんで自分がここなのか」など、口にしなくても顔に書いてあったりもします。
しかし、職場に用意されている席は決まっており、あらゆる条件や複合的な要因の組み合わせの中から最高ベストはないかもしれませんが、ベターな組み合わせを選択しています。人事は自分の意志とは別の要因で物事が決まるので「運命」とも言えるかもしれません。
運命といえば、マザーテレサの名言に「5つの気をつけなさい」があります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
人事に当てはめると実に深い意味につながります。
人事では、どの場所に置かれても、「置かれたところで咲くこと」を求められますが、どうしても咲けない時もあるかもしれません。しかしそんな時は、無理に咲かそうとしなくても構いません。でも、だからといって腐っていいはずもありません。私たちは市民に雇われているプロフェッショナルだからです。
その代わりに「根」を下へと張り巡らして、次に咲く花が、より大きく、美しく咲き誇れるために備えることも運命につながるかもしれません。
私が目指すのは「人の成長に資する人事異動であること」です。
要は、自分の捉え方と意思の持ち方次第です。
令和4年度も「チーム戸田市」一丸となって「このまちで良かった」と市民が実感できるまちづくりを推進すべく、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
戸田市長 菅原文仁
※このメッセージは職員の皆さんに向けた市長メッセージを転載したものです。