【日本公衆衛生学会にて発表】
本日は、静岡市にて実施されている日本公衆衛生学会のシンポジウム(ランチョンセミナー(共催:医薬基盤・健康・栄養研究所))に招待され、戸田市の健康政策について発表を行いました。
「若年層から高齢者までの健幸支援」と題した発表では、戸田市の健康施策を4つほど紹介しました。
内容は①分野を超えて健康増進を目指す「スマートウェルネスシティ推進プラン」の取り組み、②産後ケアの市独自の事業「とだ産後えーる」、③医師や地域包括支援センターが連携し、孤立を防ぐ「社会的処方」の実践、そして④地域資源を生かした取り組みとしてボートレース戸田利用者の健康度への影響調査(歩数アップと認知機能低下者が少ないこと)です。
戸田市の平均年齢は30年連続で県内一であり、高齢化率は約17%、人口も一貫して増加傾向で、たしと比較的元気な街です。しかし高齢化の波も確実に押せております。この4年間で介護認定者は13%増加(3500人→4000人)し、介護給付費は10億円増加(55億→65億)しました。
だからこそ健康格差を是正して介護予防に力を入れることが大切です。
戸田市の「100年健康プロジェクト」は、まだ緒に就いたばかりですが、アカデミアの皆様のご支援等もいただきながら必ずや成果につなげたいと思います。

