【東日本大震災から12年】
東日本大震災から丸12年が経過しました。
地震発生日は自分のできることをやらなければと市役所や各小中学校、保育園に伺って情報収集していました。
電話も次第に繋がらなくなり、唯一使えたTwitterを使い、都内の帰宅困難者、遠方に単身赴任する市民に市内の状況を夢中で発信していました。
数日後、電力逼迫によって計画停電が発表され、停電地域が複雑であったので、市内の停電地域と時間帯を一覧表にして市内に配りました。
あの時に感じた事は、危機管理で行政に求められるのは、冷静な状況把握とスピード感ある情報提供と行動、それを可能とする組織体制がなくてはいけないという事です。
いざ自分が行政の責任者となり、理想と現実のギャップを感じることもありますが、間違いなくあの震災で学んだ事は今の仕事の役に立っています。
写真は、震災後程なくして南相馬市に炊き出しのボランティア行った際に訪れた介護施設の中の写真です。
置いてある時計は津波に襲われた時間そのままで止まっていました。12年の歳月が流れても、あの時の事は忘れられません。また忘れてはならないと思います。
今日はあらためて、震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げ、被災地の復興を心から願います。