【開封市友好都市締結40周年調印式】

【開封市友好都市締結40周年調印式】
本日は、戸田市友好代表団として開封市の公式行事に参加しました。
本日の公式行事は以下の通りです。
①開封市中医院の視察
②州橋遺跡の視察
③ 交流推進宣言書調印式兼実務会談
④記念樹植樹式
⑤歓迎レセプション
①開封市中医院
開封市が首都であった北宗時代に発展した中医(いわゆる漢方をはじめとする鍼灸按摩などの中国医療)の博物館(院内に併設)と治療現場を視察。博物館では、現在12,000種類あると言われる漢方薬の歴史や東洋医学の古典「銅人腧穴鍼灸図経」を記した王惟一など開封の東洋医学の歴史的人物などが紹介されていました。また、治療現場では鍼灸や按摩、刮痧、カッピングなど中医師の施術を見学しました。
②州橋遺跡の視察
オリジナルは北京・故宮博物院に所蔵されている清明上河図にも描かれている州橋の遺跡を視察。魏、唐、北宋、金、明、清の6つの時代築かれた橋と運河の岸壁が、地層的に積み重なる歴史的遺跡。何度も黄河の氾濫で流され、その度に築いてきた橋の歴史そのままの遺構を視察しました。さすがは7つの王朝の都が置かれた世界的古都です。開封の歴史の奥深さを感じました。
③ 交流推進宣言書調印式兼実務会談
新築された開封市国際交流センターにて行われた調印式には、石川議長はじめとする市議会代表団、細田会長はじめとする日中友好協会にも参加いただきました。呉海燕市長をはじめとする開封市の方々と友好都市締結40周年を契機として、これまでの両市の各分野における交流の成果を確認し、今後の交流と協力の継続と強化について意見交換を行いました。また今後の両市の発展に向けた宣言書を交わしました。宣言書の内容としては① 経済、文化、医療、健康、教育、スポーツの交流継続②青少年の相互理解と友好親善の増進③両市で確立された相互交流の継続です。
④記念樹植樹式
国際交流センターに併設される建設中のホテル前の中庭にて植樹式を実施。参加者みんなで記念樹にスコップで土をかけました。
⑤歓迎レセプション
開元名都大酒店ホールでは開封市と友好都市の韓国の都市なども一緒に歓迎レセプションが開催されました。4月に就任した呉海燕市長と意見交換しましたが、呉市長は大学の設立をはじめ、就職に
役立つ教育に力を注いでいきたいとの展望を伺いました。
本日、戸田市と河南省開封市との交流はこれでまた1つの節目を迎えました。
日中は国家間の関係において、困難がないとは言えない現在の状況ではありますが、これまで戸田市の諸先輩方が自治体間交流として40年間にわたり連綿と築いてきた歴史があり、これを次世代に繋いでいくことは大切なことであると思います。
明日は第42回菊花文化祭(菊祭り)開会式、北宋御街開会街式、関連パレードなどに参加します。