とだわらび青年会議所卒業式

12341398_1058383744195783_7983733433033782022_n
12310587_1058383727529118_7494542267712480076_n12316259_1058383724195785_839884300475110902_n昨日は、とだわらび青年会議所の卒業式でした。私も6名の卒業生のひとりとして皆さんから送っていただきましたが、涙あり笑いありの本当に感動的な卒業式でした。

とだわらび青年会議所には、2005年の夏に入会してから、これまでの10年余、メンバーとして所属していました。
この間、ふるさと祭りをはじめとする戸田市、蕨市の様々な街づくりに関わらせていただきました。
活動の成績としては、必ずしも優等生でなかったメンバーの私を、先輩方はじめ現役メンバーの皆さんは、いつもあたたかく見守り、フォローしていただき、なんとかこうして卒業まで辿りつくことができました。皆さんには、心から感謝しています。

これからは、ここで培った経験を生かして、立派に成長した姿を見せ、現役メンバーを勇気付けることができるように、頑張っていきたいと思います。

以下は、卒業式で作成した文集に私が書いたものです。思い出として掲載させていただきます。

【十年一兵卒】  
菅原文仁
 私は2005年の春に遠藤英樹先輩からお誘いを受けたことがきっかけでJCに入会しました。当時の私は市議に当選した直後、議員としてもっと地元課題を深く探らなければと感じていた頃で、市内で活躍する若手経営者の皆さんと仲間になれる事、そして他ならぬ遠藤先輩のお誘いとあって、二つ返事で入会申請書にサインしました。理事長は矢部隆志先輩、そして所属委員会は心の教育委員会でした。
 さて、在籍した10年余を振り返ると、一番印象深いのは、何といっても「ふるさと祭り」です。入会当時はまだ市役所で行なわれていた頃で、準備から片付けまでのほとんどをLOMメンバーが担っていました。昼間はうだる様な酷暑の中での祭スタッフとして、夜中はトラックの荷台に乗ってほぼ朝までゴミの収集作業と、前日と合わせて3日間ほとんど家に帰れませんでした。市民も市の職員も知らない裏方の苦労を知り、これまで先輩諸兄がどれほどの苦労を重ねてふるさと祭を続けてこられたのかを直に感じて、本当に頭が下がる思いでした。最近では徹夜する程の事はなくなりましたが、仲間と汗をかいた「ふるさと祭り」を私は一生、忘れることはないと思います。
 私のJCライフは、終生「一兵卒」。11年間の基本資料を見ると、在籍中の最低出席率20%から最高出席率75%、トータルの平均出席率47%で、5割まであと一歩のところでした。3年目くらいからの数年間は特に低空飛行で、いつ辞めるか心配されたこともたくさんありました。そんな私でしたが、不思議とJCをやめようと思ったことは一度もありません。今改めて考えてみると、それはLOM全体に、何とも言えない居心地の良さ、先輩方の温かい包容力とメンバーの友情があったからこそ、私はこうして卒業までたどり着けたのだと思います。
 とだわらびJCは、規律ある組織でありながら、良い意味での「ほのぼのした空気」があると感じます。たとえ半年ぶりに例会に参加しても、先輩諸兄や現役の皆さんが、いつもと変わらぬ笑顔で、温かくて優しい声をかけて下さいます。そういった雰囲気は、多彩な人材をまとめる上でも、私のような一兵卒のメンバーにとっても貴重です。現役の皆さんには、これからもそういった包容力ある空気を大切にしていただきたいと心から願います。
 結びに、卒業してしまうのは誠に淋しいものですが、これも定めです。長いようで短い10年余でしたが、私はJCによって、青年として得難い実体験と、一生の仲間との深い絆、そして人生を大きく変える成長の機会を得ることができました。これらのすべては、歴代理事長はじめとする先輩諸兄のご指導、現役メンバーの皆さんの心配り、同期の友情、そしていつも私の活動に深く理解してくれる家族の理解のおかげです。この場をお借りして心から感謝を申し上げます。
 私は、JCの一員である誇りと、ここで学んだ数多く経験を活かして、これからも自分の夢に向かって挑戦を続けて参ります。
 本当に、本当にありがとうございました。