午前中、会派を代表して、予特の討論を行ないました。
1兆6777億円の予算案に対する賛成ですので、責任の重さを感じます。
以下、討論で読んだ私の原稿です。
【賛成討論】
刷新の会の菅原文仁です。刷新の会を代表して第一号議案「平成24年度埼玉県一般会計予算」に賛成する立場から討論を行います。
上田知事におかれましては、予算審議にあたり、刷新の会の質疑に対して真摯かつ丁寧なご議論を交わしていただきました事に、敬意と感謝を申し上げます。
それでは、賛成理由について申し上げます。
初めに、歳入については、県税収入が前年比135億円の増、また地方交付税を46億円の増としながら、臨時財政対策債含む県債全体の発行額を15億円減じ、歳入総額を一定額確保しながらも自立性をしっかりと確立しています。
また臨財債を除く年度末の県債残高を425億円減額する見込みになっており健全性も維持させております。
さらに納税率向上に向けた市町村支援や財産収入の確保、既存事業の見直し、118名の定数削減など、行財政改革を推進しており、大いに評価いたします。
次に、歳出については、日本再生イニシアティブの三大公約を突破口としながら、「安心の確立」、「成長の実現」、「自立自尊の埼玉」を掲げており、それぞれの施策が、乗数効果、波及効果の高い政策展開となっております。
具体的には、エコタウン、ウーマノミクス、健康長寿の三大プロジェクトは、超高齢化社会という大きな課題を乗り越える有効な政策であり、県民の期待も大きいため、その成果を大いに期待して評価いたします。
「安心の確立」では、帰宅困難者対策の推進、さいたま新都心への医療拠点整備促進や#8000の拡充など、費用対効果も踏まえながらも、県民が今何より求めている生命と財産を守るために、手厚い予算配分を行っており、高く評価いたします。
そして「成長の実現」では、グローバルな人材育成と活用の支援、農産物のブランド化など、「成長への投資」がなされている事に強く賛同いたします。
さらに「自立自尊の埼玉」では、障害者就労施設の工賃上昇への支援、川のまるごと再生プロジェクトの推進など、県民の絆を深めることによって、地域に誇りをもって住み続けるための取り組みを大いに評価いたします。
なお、本委員会において小野委員、竹並委員からも質疑がありました、朝鮮学校に対する補助金については、「準備として計上するが安易に執行するつもりはない」といった趣旨のご答弁もありましたが、「拉致問題の解決ということもしっかりと視野に入れていただき、安易な予算執行をすることのないよう申し添えさせていただきまして、賛成討論といたします。