今日は川口保健所に伺い、所長さん(医師)はじめ、幹部職員の方々から、多種多様な保健所行政の概要についてお話しさせていただきました。
普段はあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、保健所では、感染症、精神保健、難病等の相談や食品衛生、動物指導、環境衛生、医事・薬事等の監視指導、厚生労働大臣免許、知事免許の申請など、多岐にわたって業務を行っており、それぞれ県政の重要な役割を担っております。
一通り施設の中を拝見した後に質疑応答。気がつけばあっという間に2時間が経過しており、学ぶことがたくさんありました。
捕獲した犬を留め置く犬舎棟にも入り、川口保健所として動物愛護にどのような努力をしているかの詳細も確認いたしました。平成26年度の実績では、86頭の犬が抑留され、そのうち飼い主へ返還された犬は47頭だったとの事です。
他の犬は動物愛護団体からの譲渡がありますが、残念ながら処分になってしまう犬もあるそうです。保健所の敷地内には、ひっそりとたたずむ犬魂碑があります。地元の鋳物で作られたとのことです。
犬魂碑の前で手を合わせ、人間と動物の共生の実現を誓って、保健所を後にしました。