初めての県議会を終えて

こんにちは。

すがわら文仁です。

県議会議員となって初めての議会が8日に終了しました。

今週は、14日から始まる県知事選挙の準備と、選挙になると17日間できなくなる一定の政治活動ができなくなってしまうため、簡単にブログでご報告をさせていただきます。(詳細については、次回のすがわらレポートをごらんください)

市議会も同じなのですが、6月議会というのは、通常、3月に成立させたその年度の予算を、当初予測できなかった何らかの事象に対する事業、あるいは条例などに付随する入出費の補正をする目的で開会されます。

今回の議会では、知事提出の議案としては、東日本大震災の災害復興、被災者支援、放線量調査、企業への特別融資、雇用確保、また県民の安心と安全に関わる事業を中心に、約55億円の予算の補正を行いました。

一方、議員提出としては、政府、関係省庁に対して、当面の電力需給対策、補正予算の早期成立、消防団員の処遇改善、放射能対策の充実、防災機能の強化、栄今後の親子の面会交流に関する法整備、警察官の増員、八ツ場ダムの早期着工、菅総理の早期退陣を求め、意見書を議決し、県内建設業者の受注環境改善、放射性物質から県民を守るためのを、議会総意で決議しました。
戸田市では、震災の影響で液状化と地盤沈下した戸田公園漕艇場内の護岸の復旧予算が成立し、工事が行われることになりました。また氷川町会館の建設事業がふるさと創造資金に採択されました。さらに懸案であった美女木2丁目内の押しボタン式信号と、新曽南2丁目の押しボタン信号の2件が設置されることが決定しました。
所属することとなった企画財政常任委員会では、さいたま新都心にある第8-1A街区の今後の活用策として、さいたま赤十字病院と県立小児医療センターの移転立地と、今後のスケジュールが報告され、1年かけてこの事業の付加価値を高める機能向上策について委員会で検討することになりました。
また、少子高齢福祉社会対策特別委員会では、埼玉県の高齢者施策として介護保険や医療、福祉全般に関わる現状について説明を受け、介護保険従事者の確保と処遇改善や、戸田市でも大きな課題となっている特別養護老人ホームの整備について県執行部に推進するよう、強く求めました。
最後に、今回の議会では、初議会ではありましたが、どうしても放射性物質から県民を守るために議会ができることを最大限やらなければならないという3.11依頼の強い信念から、「放射性物質から埼玉県民の安全と安心を守ることを県知事に徹底的に行うように求めた94人の議員総員の決議文」を全文提案させていただき、なんということか、全会派、全議員から賛同を頂き、決議をさせていただくという、大変うれしいこともありました。県の放射性物質対策充実の一助となり、県民の安心につなげることができれば幸いです。

埼玉県議会議員は全部で94名です。720万にのぼる埼玉県民全体への奉仕者として、県民の生命と財産を守り、納税者への責務を果たす役割を議会で果たす一方で、県内それぞれの地域から選出されてきた非常に責任ある地域の代弁者でもあり、いろいろな角度からの視点をもちながら、県民の最善策を決定するために、何を重要とし、どこに大義があるのかを、知恵と議論で導く甘くない仕事です。

私には、戸田市民の皆様からいただいた貴重なご期待と、将来世代に対する責任を全うする政治を行うために、埼玉県でやらなければならないことが山積みです。

県政に立つときにお約束した政策8分野の推進はもとより、この言いようもない政治の停滞を地方から打破すべく、日々決意新たに、努力する決意です。

明日から県知事選挙です。私は、自分のできる最大限を上田知事に託して、暑い暑い知事選を戦っていこうと思います。