平成の三四郎こと古賀稔彦先生の早すぎる訃報、喪失感でいっぱいです。
古賀先生はバルセロナ五輪で金メダルを獲得した後、選手と兼ねて日体大の助手をされておりました。ちょうど私はその時に学生として先生から直接柔道の授業を受け、実技指導の際には指名を受けて、伝家の宝刀背負い投げを受けました。あの感動は今も忘れません。
数年前、先生にお会いした際にその事をお話したところ「覚えてくれていてありがとうね」と返してくださいました。
日本五輪の父、嘉納治五郎先生が拓いた柔の道、日本武道の精神を選手としてまた教育者として提唱し、体現した武道家の魂を決して忘れず、次代に受け継いでもらいたいと思います。古賀先生のご冥福を謹んでお祈りいたします。