【高齢者入所施設職員を対象に緊急PCR検査を実施】
高齢者入所施設では、外部との行き来がある施設職員から新型コロナウイルスの感染が広がる可能性があります。
そこで埼玉県では、重点的に感染拡大防止対策を行う必要があると認められる市町村に所在する県所管の高齢者入所施設の職員を対象に、無料で緊急のPCR検査を実施することにしました。
対象市町村は、感染者が人口10万人当たり200人以上、かつ累計300人以上確認されている所沢市、春日部市、深谷市、草加市、戸田市、入間市、朝霞市、新座市、久喜市、富士見市、三郷市、ふじみ野市の12市です。
対象となる職員は全体で、約400施設、23,000人になります。
福祉施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターが多発している中、これまで特に、重症化するリスクが高い高齢者施設を対象に、緊急会議や一斉巡回などの対策を講じてきました。その結果、11月末以降、60歳以上の高齢陽性者が占める割合は減少傾向にあります。
しかし、市中での感染が拡大し、緊急事態宣言が発出される状況下では、感染の爆発的拡大に何としても歯止めをかけなければなりません。
今後とも、高齢者施設でのクラスター発生防止に全力を尽くしてまいります。