県議会9月定例会が終わりました。
私たちが主張した議員定数、選挙区割り案は、残念ながら退けられましたが、採決では会派以外の4人の議員さんの賛同も得られました。
また、本会議終了後に「一番筋の通った案だったよ」とのお言葉も頂きました。
私たちの正論は、今後の選挙区の改革に一石を投じたと思っています!
戴いた4年の任期満了まであと半年。最後まで、全力で走ります!!
以下、埼玉新聞の記事を転載します。
県議会は9月定例会最終日の10日、議員定数・選挙区割りの見直しについて、最大会派の自民と第3会派の公明の共同提案による関連条例改正案を賛成多数で可決した。来春の統一地方選の県議選から適用される。定数は現行の94から1減の93となり、58ある選挙区は52に再編される。
自公案のほか、民主・無所属の会と、刷新の会・さいたま吉翔会・無所属議員が共同で、それぞれ改正案を提案。民主と刷新などによる改正案は賛成少数で否決された。
自公案に対する賛成、反対の討論があり、公明の塩野正行議員は「定数を一つでも減らすことが議会改革への意志と姿勢を示すために不可欠」と話し、定数削減で両会派が一致したことを最大の理由と説明。また「1票の格差」是正や同じ市域で選挙区が異なる「分断区」などの課題も解消でき、「大幅な改正ができている」と述べた。
一方、民主の木村勇夫議員は「定数削減が1にとどまり、県民の信頼を得るにはさらなる努力をすべき」と主張、区割りにも不自然さを感じる選挙区があるとした。
刷新の菅原文仁議員は「最近10年間で県内市町村議会は1議会当たり定数を約5・4人削減している」とのデータを提示。「県議会も定数を大幅に削減し、自らを律するべき。1減では県民意識にかなうとは思えない」と反対した。
共産の村岡正嗣議員は「定数削減は議会への民意の反映を狭める。議員歳費や政務活動費の見直し、海外派遣の中止で身を削るべき」と述べた。さいたま吉翔会の竹並万吉議員は自公案では「県議会への信頼が得られない」とした。
自公案によると、現行の北3区(美里、神川、上里町=定数1)と北4区(本庄市=同)は美里町を除き新北3区(定数2)に再編。美里町だけが現行の北5区(深谷市、寄居町=定数3)に入り、新北4区(定数3)となる。地元の首長らが異議を唱えており、民主、刷新、共産、吉翔会も同調した。
定数や区割りで変更のあったのは計16選挙区。自民原案は定数94を維持していたが、公明の主張を一部取り入れ修正。原案では定数1増の2としていた南14区(桶川市、伊奈町)を桶川市単独で定数1に。伊奈町は南13区(上尾市)に入り、定数3で変わらない。
定数について民主は90、公明は91、刷新は86、共産は94をそれぞれ主張していた。
■「児玉郡市の意向通らず大変残念」/美里町長
10日可決された県議選の新区割りで、児玉郡市から深谷地域に入ることになった美里町の原田信次町長は「美里町をはじめ児玉郡市の意向が通らず、大変残念に思う」と無念さを話した。
さらに「住民の理解が得られるか心配している」「今後、元に戻る機会はあると信じている」と付け加えた。