視察2日目。

本日の午前中は旧県庁の利活用について。
兼六園、そして金沢城公園前という歴史と文化の集積地にある旧石川県庁本館。
この立地を活かして免震工事とリノベーションを行なった「しいのき迎賓館」の利活用と指定管理の運用についてお伺いました。

また、午後は富山県南砺市にて。
南砺市は、平野部では美しい水田地帯に散居村の風景、そして山間部では世界文化遺産の五箇山合掌造り集落が広がる地域です。

視察内容は「情報技術の活用」という切り口で
①遠隔医療コンサルテーション医療ネットワークシステムについて
②ホワイトスペース特区を活用したワンセグのエリア放送「なんとちゃんねる」について
③限界集落の高齢者世帯を支援するビデオ通話端末「そくさいネット(ふれiTV)」について、それぞれ先進の取り組みをお伺いしました。

写真は③のふれiTVのタブレット端末を実際にさわってみたところです。
とても簡単に操作することができました☻

限界集落でも、埼玉県のような都市でも、独居高齢者は共通して確実に増えていきます。

しかも埼玉県は、高齢化「率」自体はまだ平均よりも低いのですが、近い将来、数十万人というオーダーの圧倒的な高齢者「数」の医療、介護、福祉、生活を守らなければなりません。しかし予算も人材もこれまで通りのやり方では追いつかない…

この数十年の地方行政の最大課題は、少子化という労働人口の減少と合わせて、高齢化の波をどう乗り越えるかに尽きると思います。
情報技術の活用は、その解決策の鍵になるはずです。

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