今定例会では、改めて政治家の姿勢について考えてさせられることがたくさんありました。
写真は家のトイレに掛けてある「週めくりカレンダー」です。
政治家として、今この場に立たせていただいているのは、支持して頂いた有権者の皆様、そして政治家としてお育ていただいた多くの恩師、同志のお陰です。
私はお支えていただいた恩義を責任感に昇華して、議員としての言葉や行動にしていくものだと考えています。
もしそれを違えるのであれば、議席は返すべきだとも思います。
私たち政治家は「原点」という種をなくしてしまってはいけません。
種がないのに、どうやって「大局」という人物の器を広げ、根を張る事ができるというのでしょう。
根がない「本気」でどうやって志という幹を育てることができるのでしょうか。
小さな約束一つも「徹底」できず、守ることができない者が、どうやって大きな公約を果たすことができましょうか。
東洋思想の大家、安岡正篤先生は、政治家の怠慢と間違いを「四患」として次のように指摘します。
政治について古来からいわれている四患、四つの病弊がある。
第一は偽である。
うそ、いつわりは小事ではすぐわかるが、社会、公共のことになると段々真偽が紛(まぎら)わしくなる。
第二は私である。
昔は政界に出ることは私産を失うのが常識であった。今は自分の為に、公を假(かり)ることが平気である
第三は放である。
無軌道、放埒(ほうらつ)、無礼、無責任等である。礼儀も道徳も、秩序も法律も無視して、自由と権利の下、勝手放題にやって省(かえり)みない。
第四は奢である。
放と同じく一度味をしめると、容易に節倹の生活に戻れない。文明は生活の利便を高めたが、それと共に恐ろしく奢侈(しゃし)にした。
つまりその政治家の言動に
嘘がないか。
自分のことばかり考えていないか。
無責任でないか。
奢りはないか。
人はどうであっても、自分は「雨晴れて傘を忘れる人」にならぬように、改めて戒めたいと思います。