福祉保健医療委員会の視察研修で沖縄県に来ています。初日は県の医師確保対策で設置されたシミュレーションセンターを視察。最新の患者人形や腹腔鏡シミュレーター等で卒後研修を充実させており多くの新米医師が高いスキルを身につけているようです。
沖縄県は全国でも医師確保に成功している県と言われていますが、医師確保の核心は若い医師の定着であり、その為には彼らのニーズである技術の向上と高い経験値を満たすような体制をしっかり整えることが重要なのだと改めて感じました。
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インターン2日目
地元盆踊り大会@戸田市
インターン1日目
第11期菅原インターンシッププログラム@埼玉県議会
駅頭活動936日目ポケモンGO@戸田公園駅
駅頭活動935日目@戸田駅
駅頭活動934日目@戸田駅
神輿担ぎ@戸田市
宵宮祭@戸田市
駅頭活動933日目@戸田駅
駅頭活動932日目@北戸田駅
駅頭活動931日目@北戸田駅
荒川水循環センター視察@戸田市
第7回荒川水循環センター下水汚泥焼却灰に関する説明会@戸田市
サマーレディースソフトボールフィスティバル開会式@戸田市
九州会派視察@佐賀県
視察研修の2日目と3日目は佐賀県に移動して教育関連の勉強をしてまいりました。
昨日と今日お伺いした佐賀県多久市は、横尾俊彦市長を筆頭に論語教育に大変に力を入れており、渋沢栄一翁を輩出した埼玉県の議員としても大変興味のあった視察テーマです。
多久市には、国指定の重要文化財である多久聖廟(たくせいびょう)と、東原庠舎(とうげんしょうしゃ)という儒学の学問所が300年以上も前からあり孔子の里とも呼ばれてきたそうですが、そういった地域の伝統を生かした「多久学」という郷土理解などを含めた論語の教育を長年展開してきました。
その中核となるのが、厳選された100遍の論語からなる「論語カルタ」であり、学校教育に論語タイムという時間を設定して検定制度を用いるなどして子供たちの生活の中に論語を浸透させているそうです。
高学年くらいになると、だれでも論語を暗誦ができるようになっており、中には100の上の句と下の句全てが頭に入っている子もいるそうです。おかげで子供たちには「敬」の心が育まれているとのことでした。
例えば、きょうだい喧嘩をしていた2人に向って、その兄が論語を使って諌めたそうですが、父親がその兄に向って「そんなたいそうな事を言うが意味がわかっているのか?」と尋ねると、スラスラと意味を説明して、親も論語を勉強し始めたなどといった話は枚挙に暇がないそうです。
まさに温故知新であり、豊富な副教材と熱心な論語教育を通じて、子供たちの心に、目に見えない大切なことが育まれていると感じました。
また次に伺ったのは多久市の小中一貫教育に関するものです。
全国に小中一貫教育を推進する自治体は数多くありますが、多久市の凄いところは、市内に7校あった小学校を3校の中学校に同時に接続して校舎一体型2校、敷地内一体型1校の3校の小中一貫校を一斉にスタートしたところであります。
私もこれまで10ヶ所以上の小中一貫教育を視察してきましたが、こんな一気呵成に進めた、なんて話は聞いたことがありません。
しかも、多久市は過疎自治体であり、一般会計予算が100億ほど。
財源が豊富とは言えない自治体で校舎建設費を含めて42億円の教育投資を決断したとのことでした。
さすがは松下政経塾の一期生で松下幸之助さんから直接指導を受けた横尾市長。
その一貫した教育に対する姿勢、市内で吹き上がった反発を全て自分の言葉で丁寧に説明してまわった執念、そして何よりも熱意と決断力が、これらの素晴らしい教育を生んでいるという理由だと気づくのに、そう時間はかかりませんでした。
最後は市長自らお見送りまでしていただき、改めて、自治体はリーダーの信念によって変革が大きく進むと感じました。
九州会派視察@熊本県
会派の視察研修で九州地方に来ています。1日目の昨日は、震災から2ヶ月半経過した熊本を視察。
まず、お忙しい中時間をとっていただいた地元の大西熊本市長に義援金をお渡しして意見交換させていただき、その後は光永熊本市議会議員にご同行いただき益城町、西原村など被災現場を確認しました。
光永議員は元自衛官であり、中越地震や東日本大震災で被災地支援を実務として指揮されたプロフェッショナルです。
その貴重な経験と実際に自分が被災者となって見えた災害現場のお話はどれもこれも鋭いものばかり。
想定を超えた避難者数(想定5.5万人の倍の11万人)と、様々な形態での避難者の発生(自主避難、車中避難、などの人の流動)、報道の感情的煽りによる世論形成、オーバーフローする支援物資の仕分け、双方が満足する災害ボランティアの仕分け、高層マンションの機能不全など、プロだからこそわかる課題を整理してお伝えいただきました。
大西市長さん、光永議員さんには、お忙しい中にもかかわらず時間を作っていただき本当にありがとうございました。
今後しっかり災害対策の強化に生かしてまいりたいと思います。
最後に、現在熊本の観光客が8割減少しており観光が大打撃を受けている事と、遠慮はせずにぜひ熊本に来ていただき、たくさん観光していただきたいとのことを熊本の皆様から伺った事をお伝えし、改めて被災地の1日も早い復旧と復興をお祈りします。
笹目水門復旧
雨晴れて笠を忘れる
今定例会では、改めて政治家の姿勢について考えてさせられることがたくさんありました。
写真は家のトイレに掛けてある「週めくりカレンダー」です。
政治家として、今この場に立たせていただいているのは、支持して頂いた有権者の皆様、そして政治家としてお育ていただいた多くの恩師、同志のお陰です。
私はお支えていただいた恩義を責任感に昇華して、議員としての言葉や行動にしていくものだと考えています。
もしそれを違えるのであれば、議席は返すべきだとも思います。
私たち政治家は「原点」という種をなくしてしまってはいけません。
種がないのに、どうやって「大局」という人物の器を広げ、根を張る事ができるというのでしょう。
根がない「本気」でどうやって志という幹を育てることができるのでしょうか。
小さな約束一つも「徹底」できず、守ることができない者が、どうやって大きな公約を果たすことができましょうか。
東洋思想の大家、安岡正篤先生は、政治家の怠慢と間違いを「四患」として次のように指摘します。
政治について古来からいわれている四患、四つの病弊がある。
第一は偽である。
うそ、いつわりは小事ではすぐわかるが、社会、公共のことになると段々真偽が紛(まぎら)わしくなる。
第二は私である。
昔は政界に出ることは私産を失うのが常識であった。今は自分の為に、公を假(かり)ることが平気である
第三は放である。
無軌道、放埒(ほうらつ)、無礼、無責任等である。礼儀も道徳も、秩序も法律も無視して、自由と権利の下、勝手放題にやって省(かえり)みない。
第四は奢である。
放と同じく一度味をしめると、容易に節倹の生活に戻れない。文明は生活の利便を高めたが、それと共に恐ろしく奢侈(しゃし)にした。
つまりその政治家の言動に
嘘がないか。
自分のことばかり考えていないか。
無責任でないか。
奢りはないか。
人はどうであっても、自分は「雨晴れて傘を忘れる人」にならぬように、改めて戒めたいと思います。
笹目川水門の故障状況
オックスフォードブルックス大学のジョン・ゴールド教授
昨日は 教授でオリンピックと都市のレガシーの研究で国際的に著名なジョン・ゴールド教授の案内役として埼玉スタジアム2002とさいたまスーパーアリーナを視察しました。
2会場の視察とも、埼玉県のオリンピック・パラリンピック課長にも同行してもらい、教授と課長の意見交換も実現しました。
埼玉県のレガシー構築に向けて素晴らしい出会いになったと思います。
教授は特にスーパーアリーナのムービングブロック(可動式観客席)に興味を持たれておりました。
私も改めてオリンピック会場となる2会場を見て、スタジアムの観客席のバリアフリーや、アリーナ前ケヤキ広場の混雑など、課題を見つけることができました。
今後オリンピックに向けて改修が行われる両施設が、県民にとってさらに誇れる遺産(レガシー)となるように研究していきたいと思います。
笹目水門の不具合@戸田市
さいたま県土整備事務所から、一級河川荒川と笹目川の合流点に設置される笹目水門のうち、2枚目にあたる2号ゲートが閉じたままの状態になっており、不具合が生じているとの連絡がありました。
「全閉」と聞いて少し安心しましたが、仮に「全開」状態で故障していた場合は、大雨の際に荒川から内水への逆流が防止できず、市内は甚大な浸水被害を被るおそれがあります。
明日は早速、現地を確認の上、地元の県議として、管理する国土交通省荒川河川事務所に対して一刻も早い水門の復旧を要望し、今回の故障の原因究明を求めたいと思います。
戸田市は水門一枚によって数万人の命が守られている氾濫低地です。
県内の水門や排水機場は建造後数十年経過しているものばかりであり、これまで何度か担当課に老朽化や耐震化について委員会で質問したり、ヒアリングして参りました。
概ね対策を講じていると認識しておりましたが、こういった形で不具合が出ると、非常に心配になってきます。
改めて本当に課題がなかったのか、確認していきたいと思います。