これまでの実績

検証、すがわらの通信簿「市議会議員として21年1月〜23年1月」

全体の自己評価

持続可能化(環境・財政・社会・子どもにツケをまわさない)包摂化(弱者や外部を排除せず、市民参加や協働を実現)有効化(成果志向への転換で行政サービ スの質を高める)という政策理念からすれば、概ねその理念に合った政策提言を行ったと言えますが、市民参加や協働の前提となる政策に対して、取り組みが薄 く、批判されても仕方がないと思います。自己評価は75 点。変えようと思っても上位法や条例で変わらなく、国や県の制度との壁を強く感じた。

6つの分野に一言

  • 行政 財政の透明化と議会改革に成果。行政組織の改革は官の抵抗が強い。市長に期待。
  • 教養 いじめ対策、読書活動計画、スポーツ振興計画等が成果。
  • 都市 フィルムコミッション、議員立法で中小企業振興条例可決(予定)等、成果あり。
  • 福祉 病児、病後児保育の提供等が成果。その他、大きな成果がなく反省しています。
  • 生活 青色防犯灯や防犯カメラ設置等が成果。他、提言したが成果につながらず、自責の念。
  • 環境 さくら川整備予算が1.5 倍、環境対策基金の活用策等が推進された。

分野別の評価


政策 主な活動内容と実績


将来にツケを残さない筋肉質な財政に 一般質問による実現。提言した財政年次報告書の発行を実現しました。また、予算編成に競艇収益金の使途の明確化も明記されました。 3 3
成果志向へ転換で行政内部の限界を突破 一般質問による提言。事業仕分けや予算編成過程の公開、コンプライアンス条例の制定、提案型公共サービス民営化制度の導入、非常勤の給不のインセンティブ 化による効率化、透明性の向上を求めました。検討中。 2 2
追認機関から脱却し信頼される議会への脱皮 議員立法で実現。議会の議決範囲を拡大する条例を制定し、総合振興計画にも議員が審議できるようになりました。 2 2
道州制を見据えた分権自治制度の基盤づくり 一般質問による実現。指摘した県指定の15 事務の早期権限移譲により、今春から5 つの事業を県から移譲する予定です。 1.5 2
誰もがICTを簡単、便利、安全に活用できる コンビニで住民票と印鑑証明が発行されるようになりました。ユーチューブやニコニコ動画活用の広報や自治体SNS を提言。検討中。 0.5 1

次世代を育て、鍛えて基礎力を向上する 文教建設委員会で実現。ネットいじめ根絶に関する議会決議と意見書の提出により対策強化が実現。小中学校の校舎の耐震化も100%に。 3.5 4
快適なスポーツライフがおくれる街づくり 一般質問による提言。戸田市のスポーツ振興基本計画の策定が実現しました。惣右衛門サッカー場、北部野球場も整備されました。 2.5 3
文化や芸術が芽吹き育つ文化都市づくり 一般質問による提言。市民ミュージカルは継続を訴え、多くの市民に親しまれています。お茶の水女子大との協定締結を実現。 1.5 3

美しく豊かな快適住環境の都市整備促進 市民要望の提言。区画整理地内の要望を9件の処理。文教建設委員会では、新曽たんぼ公園の早期整備や安全の確保等を求めました。 1.5 2
移動しやすくストレスゼロの公共交通推進 一般質問による実現。埼京線の終電延長と、通勤快速化に加えて、JR 埼京線のホームドア設置を市の要望に追加しました。 1.5 2
知名度上昇による市のブランド力を向上 一般質問による実現。求めていたフィルムコミッションの設立が実現しました。ゆるキャラの活用、市独自のナンバープレートは検討中です。 2 2
頑張る企業・事業主の再生と繁栄を支援 議員立法で提言中。現在、市民生活常任委員会で、中小企業振興条例を策定中。H23 年2 月議会に、議員立法で上程予定です。 2 2
ヤル気ある人が働ける労働環境 一般質問による実現。これまで母子家庭のみの自立支援給付事業(職業訓練費用助成)を父子家庭にも拡大を実現しました。ひとり親自立支援計画も提言。 2 2

高齢者がずっと安心、共に元気に暮らせるまち 一般質問による提言。都内では普及している朝のラジオ体操を市内全域に導入し、高齢者の集いの場にする提言を行いました。検討中。 2 3
障がい者の安心の支援策充実と自立のサポート 蕨戸田衛生センターのリサイクルフラワーセンターにおける就労支援など、自立支援が拡充しました。下笹目住宅建て替えにケアホームが併設されました。 1.5 3
パパママの負担減らして子育て充実 一般質問による実現。病児・病後児保育の充実を訴え、市内に2か所の保育施設が実現しました。保育園、学童保育室も増設されました。 3 4

危機マネジメントで地域防災力向上 一般質問による提言。防災条例の制定による減災目標の設定や、雨水浸透施設による雨水コントロールを提言。検討中。 1.5 2
変化する緊急事態の安心組織 一般質問による提言。ドクターカー導入による救急救命体制の充実を訴えました。検討中。はしご車を購入し、35 メートルの高さまで届くはしご車を更新。 1.5 2
防犯力を徹底強化し市民を守る 24時間市内防犯パトロールや市役所や学校への防犯カメラ設置による防犯監視体制が充実。 1 2
疾病予防策強化で市民のQOL(生活の質)向上 福祉保険センターが4月より開所。特定検診の無料化や自殺対策の強化。相談機能の充実が図られました。 1 2
安心信頼の地域医療の構築 一般質問による提言。戸田市医療保険センターのジェネリック医薬品の導入により医療費削減と効率化を進めました。平日夜間救急体制も充実。 1.5 2

木々とせせらぎのアーバンオアシス 一般質問で提言。河川敷地の規制緩和による川辺の賑わいづくりや環境整備を提言しました。検討中。荒川水循環センター上部利用が開始され、さくら川の整備予算が50%に増加しました。 1.5 3
美しく品格がある戸田らしい街並み 景観法に基づく景観条例に改正し、景観づくり推進地区が定められました。ポイ捨て禁止条例の厳格化を提言。リサイクル・フラワーセンターの開設。 2.5 3
持続可能な循環型都市を築く 市民生活委員会で提言。地球温暖化防止条例が制定や、環境対策基金の活用について提言。検討中。太陽光発電などの補助事業の改革を提言。 2.5 4
分野に属していないその他の取組み ストリートビューに対する法規制に関する意見書を国に提出。ずさんな入札に関する5つの議案に反対し否決。戸田公園駅前行政センター連絡通路の転落防止柵 設置。丌納欠損処理の透明化。道満入口管理用道路の一時閉鎖。学校給食センターのコスト圧縮。動物愛護(マナー向上と多繁殖防止)について。駅前行政セン ターのコスト圧縮と利便性向上。子ども手当て丌正受給防止策と料金滞納者対策。保育料、給食費の滞納者への厳格な対応を要望。自治基本条例の議員連盟立ち 上げ。介護はじめ福祉就業者の待遇改善の提言。 9.5 10

質疑と一般質問の数 1位。全議会の質問は当然のこととして、本会議における質問数の合計は、全市議会議員中最多の49回。また、常任委員会や特別委員会でも、多数の質問と提言を行いました。 9.5 10
一般質問の時間 1位。一般質問の時間数は、全市議会議員中、最多の280分(35分×8回)です。全ての議会において、許される35分間全てを使い切りました。 9.5 10

市民要望の処理数 2年間で132件。介護保険制度とケアマネの紹介、道路の舗装、側溝の臭気対策、駅前の喫煙所撤去、区画整理のスケジュール確認、環境活動など。 8 10
すがわら文仁(無所属)これまでの実績

◎改善 ○改善予定 △検討中 ×不可 □未着手

改善(行政品質を高める)

  • 財政運営 将来にツケを残さない筋肉質な財政
  • ◎財政年次報告書の発行による公会計改革
  • ◎入札制度の改革による談合の予防
  • △クレジットカードによる納税の導入
  • △競艇事業や広告など税以外の財源確保
  • 行政改革 成果志向へ転換で内部の限界突破
  • △職員のエンパワーメント促進と能力向上
  • △「見える化・仕組み化」による経営改善
  • △予算編成過程の公開による透明性向上
  • ×事業仕分けによる事務事業の再構築
  • 議会改革 追認機関から信頼される議会への脱皮
  • ◎ウェブ議会中継の利便性向上
  • ○議会基本条例を制定して議会の体質リセット
  • △政治倫理条例を制定して政治腐敗の予防
  • 自治制度 道州制を見据えた自治の基盤づくり
  • ○自治基本条例を制定してガバナンスの強化
  • △寄付条例を制定して政策の選択肢増加
  • □集合住宅の自治促進対策推進
  • 情報技術 誰もがICTを簡単、便利、安全に活用
  • △ウェブ・アクセシビリティの向上
  • □各種申請のオンライン手続きの拡充
  • □戸田版サイバーセキュリティ戦略でテロ対策

はぐくむ(教養を高める)

  • 教育政策 次世代を育てて鍛えて基礎力を向上
  • ◎ネットを含む総合的ないじめ対策の推進
  • ◎市内小中学校の全校耐震化
  • △教員の質を向上して学力を底上げ
  • △放課後子ども教室の全学校実施と拡大
  • □特別支援教育のインクルーシブ化推進
  • スポーツ 超快適なスポーツライフがおくれる街
  • ◎スポーツ振興基本計画を制定しスポーツ振興
  • ◎スポーツ教室充実や各施設の整備
  • △総合型地域スポーツクラブの支援と強化
  • 文化芸術 文化や芸術が芽吹き育つ文化都市
  • ○市民ミュージカルの市民劇団化
  • △文化振興基本計画を策定して文化を醸成

かいてき(都市力を高める)

  • 都市整備 美しく豊かな快適住環境の整備促進
  • ○新曽第一・第二区画整理事業の前倒し
  • ○北戸田駅前再開発と周辺整備の推進
  • ○下水道未整備地区の整備促進
  • 交通 移動しやすくストレスゼロの公共交通
  • ○埼京線の混雑対策と終電延長
  • △交通バリアフリー計画を策定して不便解消
  • △駅へのアクセス道路改善による利便性向上
  • 観光 知名度上昇による市のブランド力向上
  • ◎戸田フィルム・コミッションの立ち上げ
  • △観光資源(道満・漕艇場・花火)PR と活性化
  • 経済 頑張る企業・事業主の再生と繁栄支援
  • ◎経営支援の充実で市経済の安定
  • ◎ソーシャルビジネス支援で社会起業家創出
  • 労働 ヤル気ある人が働ける労働環境
  • △事業者と求職者のマッチングで雇用促進
  • △企業にワーク・ライフバランスを普及啓発

ささえる(弱者を守る)

  • 高齢者 ずっと安心、ともに元気に暮らせるまち
  • ○独居や老々世帯の孤独死防止対策の拡充
  • △退職世代の元気な活動を支援
  • □介護事業支援で介護サービスの維持改善
  • 障がい者 安心の支援策充実と自立のサポート
  • ◎リサイクルフラワーセンターの就労促進
  • △就労支援センターで障害者雇用の拡大
  • △障がい児の学童やレスパイトサービスの拡大
  • 子ども パパママの負担減らして子育て充実
  • ◎保育園や家庭保育室の増加による定員拡大
  • ◎学童保育の増設による定員拡大
  • ○相談・保護体制の強化による児童虐待予防
  • ×ひとり親家庭の自立促進策計画を策定

あんしん(生活を守る)

  • 危機管理 危機マネジメントで地域防災力向上
  • ○災害時の要援護者対策を策定
  • △防災基本条例の制定
  • △定期図上演習により危機対策強化
  • 消防救急 変化する緊急事態の安心組織
  • ◎消防施設を更新して危機対応力を向上
  • ○搬送と医療の連携強化で救護体制の質向上
  • 防犯 防犯力を徹底強化し市民を守る
  • ◎公共施設の防犯監視システムの充実
  • ◎犯罪パトロールの強化と支援策充実
  • 保健 疾病予防策強化で市民のQOL向上
  • ◎自殺対策推進でメンタルヘルス対策
  • ◎各種検診・健診の質向上と充実
  • □総合的なメタボ対策を推進
  • 医療 安心信頼の地域医療の構築
  • ◎小児・母子救急医療体制強化で受入れ確保
  • ◎健全な国民健康保険会計を維持
  • □新型インフルエンザの戦略的対策と備蓄確保

ゆとり(環境を守る)

  • 水と緑 木々とせせらぎのアーバンオアシス
  • ◎国・県と連携した河川水質の継続的浄化
  • ○市内すべての公園をバリアフリー化
  • △さくら川に遊歩道を整備して親水性を向上
  • △市管理のさくら川・上戸田川の水質浄化
  • 景観 美しく品格がある戸田らしい街並み
  • ◎景観法に対応した新景観条例に刷新
  • □屋外広告物規制条例を制定
  • 環境 持続可能な循環型都市を築く
  • ◎地球温暖化対策条例を制定
  • ◎環境対策基金の活用で市民参加を充実
  • △カーボンオフセットを導入してCO2 の削減
  • □微小粒子状物質や内分泌撹乱物質の対策