【令和6年度施政方針】

【令和6年度施政方針】
本日、市議会に令和6年度の施政方針をご提案申し上げましたので、冒頭の部分を掲載させて頂きます。
詳細は市のホームページからご覧下さい。なお、記者会見資料も一緒にご覧いただければよりイメージしやすいと思います。
[令和6年度施政方針]
本日、令和6年度一般会計予算をはじめとする重要な諸案件の審議をお願いするに当たり、市政運営に対する基本方針と施策の概要について申し上げます。
≪はじめに≫
およそこの4年間で猛威をふるった新型コロナは完全に消え去った訳ではありませんが、昨年、感染症法上の位置付けが「5類」となりました。
本市でもようやく賑わいが戻ってきており、「戸田橋花火大会」、「戸田ふるさと祭り」、「戸田マラソン in 彩湖」を4年ぶりに通常開催することができました。
コロナ禍の生活では、様々な制限を強いられましたが、その制限による課題を解決するために、従来の常識を見直し、社会に大きな変化をもたらす契機となりました。人との接触を避けるために普及した、オンライン会議やテレワークをはじめとしたデジタル技術を活用した仕組みが、今では当たり前に取り入れられています。
また、昨年はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表チームが3大会ぶりの世界一を奪還し、日本中を熱狂させました。その中心にいたのは、投打の二刀流で大活躍をした、大谷翔平選手です。
世界最高峰の舞台で、投手としても、打者としても超一流の結果を残す大谷選手には、地道に積み重ねた人知れぬ努力と、投手か打者かに専念するという、それまでの野球界 の常識にとらわれず新たなことにチャレンジする信念があったのでしょう。
この常識を問いただす動きは、私たち行政にも求められています。行政が解決すべき課題は、ますます複雑化し、市民のニーズも多様化しています。
この時代の変化に適応し、常識にとらわれず新たな挑戦に取り組むためには、私は 「デジタル」「レジリエンス」「インクルーシブ」という3つの考え方が重要であると考えております。
デジタル技術の進化は、私たちの生活を根底から変えつつあります。本市が進めてきたデジタル化をさらに加速させ、市民一人ひとりが豊かさを実感しながら質の高い行政サービスを提供できるよう、行政から変革していかなければなりません。
しかし、変化や挑戦は常にリスクを伴います。試行錯誤しながら新たな挑戦 に取り組むためには、失敗から学び、挫折をしなやかに乗り越えるためのレジリエンスが欠かせません。
さらに、新しい挑戦に取り組む際には、多様な背景や個性を持つあらゆる主体が社会で活躍できるよう、インクルーシブな環境をつくることが重要です。
この3つの考え方は、未来の戸田市をより持続可能で、誰一人取り残されない包摂的な社会にするために必要であると考えております。
総合振興計画をはじめとする行政計画について、物価高騰などの刻々と変化する社会情勢を踏まえ、新たなアイデアや手法を積極的に取り入れながら実行に移すとともに、市民一人ひとりの声にしっかりと耳を傾けながら、市民の命とくらしを守る取組を着実に進めてまいります。
それでは、令和6年度の予算編成方針と重点施策、そして主な事業について、順次申し上げます。
※以下、 ≪予算編成方針≫ ≪重点施策≫ ≪7つの基本目標に沿った主な事業≫ ≪おわりに≫と続きます。
令和6年度施政方針(全文)