【保護猫ステーション開所式】

【保護猫ステーション開所式】
昨日は中町に新たにオープンした市内初の保護猫ステーション「ねこちゃんず8(エイト)」さんの開所式に伺いました。
埼玉県動物愛護推進員の白川代表をはじめとする団体の皆さんは、以前から市内でボランティア活動として地域猫活動や保護した猫の養育、そして譲渡等に熱心に取り組まれてきました。
保護猫と里親とのマッチングには猫が安心して過ごせる環境と正しい飼育について学べる環境、そして交流できる場所が必要であるとの認識から「保護猫ステーション」をつくる事になったとの事です。
何も管理されない野良猫は不衛生や乱繁殖につながります。私が県議会議員であった頃は県内の殺処分数は今の何十倍もあり、私も実際に動物指導センターで殺処分の現場を目の当たりにしました。
私自身、子どもの頃から動物を飼って来たこともあり、殺処分の実態に大きな衝撃を受けるとともに、県議時代からこの問題には取り組んでまいりました。
埼玉県内ではこの間、県担当者の皆さんの努力はもとより、民間による不妊や去勢を施す地域猫活動や保護猫の譲渡、動物愛護の周知啓発によって殺処分が大幅に減少してきており、令和4年度は県では190匹にまで減少してきております。
戸田市においては「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費補助事業」を私の公約として実施してきており、市内に限っては、令和3年度と令和4年度は2年連続で殺処分数「ゼロ0匹」を達成しています。
これは市内な保護団体の地道な努力の成果でもあります。
また合わせて先日閉会した6月定例会において上程した「戸田市人と動物の共生社会の推進に関する条例」が可決成立しました。
この条例では「飼い主の責務」として「飼養する動物を愛情と責任をもって、その命を終えるまで飼養するように努めることともに、やむを得ず飼養することが困難となった場合は新たな飼い主を見つけるよう努めること」としており、戸田市の掲げる理念として捨て猫が増えることがないよう規定をしたところです。
保護猫にも触らせていただきましたが、久しぶりに子猫を抱っこして、とても可愛らしい姿に癒されてきました。保護猫ステーションでの譲渡については、飼養できるかどうか厳しい審査を経た上で決定されるとの事です。
皆さんの活動が発展することにより、が、この場所で新たな出会いや交流が生まれ、人と動物の共生がさらに推進されていくことを期待しています。