【熱中症搬送情報による注意喚起】
連日、全国に熱中症警戒アラートが発令されています。「熱中症警戒アラート」とは、環境省と気象庁が昨年はじめた熱中症のリスクが極めて高くなる危険な暑さへの予防行動をとっていただくための注意情報です。
戸田市では、私が就任した平成30年度より熱中症を「災害」と捉え危機管理防災課にて毎年熱中症対策方針を定め、市民への注意喚起を行っております。
今年度は、設置したばかりの戸田市気候変動適応センターと連動して啓発を強化しており、その一環として毎日ホームページで市内で熱中症で搬送された方の人数を公表しています。
昨日だけで5名もの方が搬送されており、引き続き熱中症への強い警戒が必要です。
暑さは人の感覚です。室内で気づかないうちに熱中症にかかってしまう高齢者の方も多く報告されています。そこで市では危険度を客観視できる「暑さ指数(WBGT)」の活用も呼びかけています。
暑さ指数(WBGT)とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい「湿度、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、気温」を取り入れた指標で、こちらも毎日チェックできるようにしております。
戸田市の熱中症情報(日本気象協会)
このような気候は「慣れ」とか「我慢」では、到底やり過ごせるものではありません。水分や塩分補給はもちろんのこと、ちゅうちょせずにエアコンを活用し、暑さ指数などの客観的な指標を確認するなど、予防行動を心がけてくださいますようお願いいたします。