【令和6年度の予算成立】

【令和6年度の予算成立】
新年度予算を含む59の議案を提案した3月定例会が閉会しました。
石川議長はじめとする議員の皆さまには35日間の会期中、慎重なるご審議をいただき提案したすべての議案を可決していただきました。
円滑な議会運営に心より感謝申し上げます。
今回の議会では、新たな条例案の提出が多くありました。
◯戸田市スポーツ推進条例
◯戸田市障がいを理由とする差別のない共生社会づくり条例
◯戸田市認知症とともに生きるあたたかいまちづくり条例
◯戸田市地域で子育て支援を推進する条例
これらの条例はそれぞれ、戸田市の進むべき基本的な理念や方向性を示すとともに、市の実施する施策や事業につながるとても重要なものです。ひとつひとつ、着実に推進してまいります。
また、令和6年度は、市長公約に関わる新たな施策も始まります。以下に主な関連施策をご紹介いたします。
【こども応援プロジェクト】
◯子どもが意見表明できる機会の創出
◯学童補完とだっこサマークラブ
◯プレーパークによる自然体験の充実
◯ボール遊びができる公園整備
◯こども医療費通院分を高校3年生相当まで拡大
◯切れ目ない支援のための新組織「親子健やか室」設置
◯子育て世帯訪問支援事業の拡充
◯児童・生徒用のタブレット端末の更新
◯全ての小中学校に安全フェンス設置とオートロック化
◯教育総合データベースとAI活用による不登校対策の実施
【100年健康プロジェクト】
◯全産婦対象の産後ケアプログラム導入と2万円分クーポン配布
◯北戸田駅周辺の将来ビジョンの策定
◯専門の臨床心理士を配置によるひきこもり支援
◯シニア向け企業説明会の開催
◯社会的処方による健康づくり
◯帯状疱疹ワクチン接種助成制度創設
【防災プロジェクト】
◯危機管理防災センター機能を設置
◯災害用トイレや災害用電源など備蓄充実
◯家庭でできるデジタル防災訓練の実施
◯笹目川への逆流防止ポンプ設置
◯さくら川への止水パネル設置
【第5次総合振興計画に沿った事業】
◯とだ保育士応援手当の助成
◯保育の質と魅力の向上のためのプロジェクト立ち上げ
◯学童保育室の新設による待機児童対策
◯小中学校のトイレの洋式化やバリアフリーの充実
◯美笹中学校の建て替え着手
◯戸田市スポーツセンター建て替え着手
◯ボートのまちづくりコンソーシアム設置
◯郷土博物館開館40周年事業
◯とだウエルネスマイレージ事業
◯市立健康福祉の杜大規模改修
◯高齢者の補聴器購入費用助成制度創設
◯成年後見中核機関の開設準備
◯介護ロボット等導入費用助成制度創設
◯インターネット上の誹謗中傷等に関する専門相談窓口の設置
◯犯罪被害者等支援見舞金制度を創設
◯喜沢第一横断歩道橋の撤去
◯西電話局通りの自転車通行空間の整備
◯新たな戸田市都市マスタープラン策定に着手
◯地域公共交通計画の策定
◯分譲マンション管理計画認定制度セミナーの開催
◯新たな上下水道ビジョンの策定
◯2050年ゼロカーボンシティの表明
◯美里町と連携した森林整備とCO2削減
◯食品ロス削減計画の策定
ふるさと納税の魅力ある返礼品の新規開拓
◯プレミアム付電子商品券TODAPAYの実施
◯新たな市のPR冊子の制作
◯開封市との友好都市締結40周年記念行事実施
◯福祉センターのあり方検討に着手
◯市役所庁舎の改修とバリアフリートイレの新設
施政方針でも述べましたが、行政が解決すべき課題は、ますます複雑化し、市民のニーズも多様化しています。
この時代の変化に適応し、常識にとらわれず新たな挑戦に取り組むためには、私は「デジタル」「レジリエンス」「インクルーシブ」という3つの考え方が重要であると考えております。
デジタル技術の進化は、私たちの生活を根底から変えつつあります。本市が進めてきたデジタル化をさらに加速させ、市民一人ひとりが豊かさを実感しながら質の高い行政サービスを提供できるよう、行政から変革していかなければなりません。
しかし、変化や挑戦は常にリスクを伴います。試行錯誤しながら新たな挑戦に取り組むためには、失敗から学び、挫折をしなやかに乗り越えるためのレジリエンスが欠かせません。
さらに、新しい挑戦に取り組む際には、多様な背景や個性を持つあらゆる主体が社会で活躍できるよう、インクルーシブな環境をつくることが重要です。
この3つの考え方は、未来の戸田市をより持続可能で、誰一人取り残されない包摂的な社会にするために必要であると考えております。
総合振興計画をはじめとする行政計画について、物価高騰などの刻々と変化する社会情勢を踏まえ、新たなアイデアや手法を積極的に取り入れながら実行に移すとともに、市民一人ひとりの声にしっかりと耳を傾けながら、市民の命とくらしを守る取組を着実に進めてまいります。